インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者かつ元管理人である「ひろゆき」こと西村博之さん。
最近では、2ちゃんねるを知らない若者からの指示も集められており、インターネットテレビサービス「Abema TV」の「Abema Prime」では、金曜日の番組MCも務められています。
そんなひろゆきさんですが、2ちゃんねるに関連する多くの民事訴訟や多額の賠償債務を抱えていることも話題になりました。
このことは、ご本人の口からも公表されており、およそ30億円まで膨れ上がった賠償命令を無視し続けたことも告白されています。
しかし、賠償命令を無視し続けることは可能なのでしょうか?
今回は、論破王とも呼ばれるひろゆきさんの騒動一連と賠償金について調査してみました。
Contents
日本インターネット界の先駆者「ひろゆき」こと西村博之って?
まずは、「名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らない…。」という方のために、ひろゆきさんとはどういう人物なのかプロフィールをまとめてみました。
独特な発言や変わった発想の仕方で世間の注目を浴び続けるひろゆきさんは、どのようにして有名になっていったのでしょうか?
ひろゆきさんのプロフィール
名前:西村博之(にしむらひろゆき)
生年月日:1976年11月16日(現在44歳)
血液型:O型
出身:神奈川県相模原市生まれ、東京都北区赤羽北で育つ
出身校:中央大学
職業:実業家・著作家・慈善家・プログラマー・YouTuber
配偶者:有(2014年4月入籍)
ひろゆきさんの来歴
ひろゆきさんといえば2ちゃんねる。
ひろゆきさんは、1999年5月の中央大学在学中に2ちゃんねるを開設されています。
2004年までに、2ちゃんねるは日本最大のインターネットフォーラムと呼ばれるまでに成長しました。
その後、2005年11月には、ニワンゴの取締役管理人に就任され、「ニコニコ動画」のサービスをスタートさせました。
私生活では、2014年4月に、約10年間同棲した植木由佳さんと結婚したことを発表されています。
2016年には、自身のYouTubeチャンネルを開設。
2020年4月からは、Abema TVの報道リアリティーショー「Abema Prime」で金曜日の番組MCとしてレギュラー出演もされており、様々なメディアを通して、ひろゆきさんの姿を目にすることが多くなってきました。
ひろゆきさんの一連の騒動について
ひろゆきさんの人生を簡単に振り返ってきましたが、一見、順風満帆そうに見えますよね。
ですが、その裏には、多くの騒動があったようです。
その騒動とは、一体何なのかをまとめてみました。
ひろゆきさんが抱える複数の民事訴訟
ひろゆきさんは、自身が開設した2ちゃんねるを通して多数の民事訴訟を抱えていることを公表されています。
その多くが、2ちゃんねるの掲示板に書き込まれた発言による著作権侵害や名誉毀損のものでした。
ひろゆきさんは、このことに関して「あくまで自分は掲示板の管理人に過ぎず、犯罪の責任は書き込みを行った本人にある」と述べられています。
では、実際にどのような訴訟を起こされてしまったのでしょうか?
著作権侵害や名誉毀損に関する主な訴訟
・2001年3月 日本生命保険書き込み削除請求
日本生命保険は、2ちゃんねるの保険業界掲示板に社員に対する誹謗中傷の書き込みがあるとして、保健業界掲示板と計500ヶ所の書き込み削除を請求。
同年8月、東京地裁は計20ヶ所の書き込み削除を命じた。
これはパソコン通信を除いた、インターネット電子掲示板で起きた名誉毀損に関する初の判例。
・2003年7月 DHCメルマガ名誉毀損事件
DHCは、ひろゆきさんが配信したメールマガジンにより、名誉を傷つけられたとして、1億円の損害賠償を請求。
同年9月、東京地裁は「真実ではない内容でDHCの信用を著しく損なった」として700万円の支払いを命じた。
・2008年10月 誹謗中傷による慰謝料請求と開示請求
栃木県内の中学校に勤めていた教師が、自身を誹謗中傷する記事について、掲示板の管理者であるひろゆきさんに削除依頼を行った。
しかし、記事を完全には削除できなかったことに関して、原告が記事の削除を求めているのに被告がこれを怠っているとして、慰謝料等の支払い、記事の削除及び記事を記載した発信者の開示を求めた。
同年、東京地検は50万円の損害賠償を命じた。
この他にも、ここには挙げ切れないほど多数の事例がありました。
ひろゆきさんは賠償金を払わない!?
このように、企業だけではなく、個人から訴訟を起こされることもあったひろゆきさんですが、そのほとんどで敗訴されています。
それに伴い、ひろゆきさんは多額の損害賠償債務を負いますが、支払う意思を一切見せず、その金額は遅延金と共にどんどん膨れ上がっていきました。
ひろゆきさんが賠償金を踏み倒し続ける理由とは?
ひろゆきさんは自身の置かれた立場に対して、著書の中で次のように述べています。
・2ちゃんねるに関連する多くの裁判を抱えているが、そのすべてに出席することはできない。
東京と沖縄で、同じ日に裁判が行われることもあり、全部に出席するのは不可能。
物理的に出席できなかった場合でも、自動的に敗訴になり、賠償金支払い命令が出るというのが、現在の民事訴訟である。
・変なルールだと思うものの中に、「賠償金に関しては支払わなくても刑事罰が発生することはない」というものがある。
変なルールだとは思うものの、僕はルールの上で決まった結果に対して、ルールの上で認められた行為をしている。
自動的に敗訴という仕組みも、賠償金を払わなくていいという仕組みも、ルールとしては問題があると思うが、悪法も法という言葉があるように、とりあえずは決められたルールの中で対処している。
ひろゆき「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」より
さすが、論破王とも呼ばれているだけあって、自身の考えを貫き通されているように感じます。
賠償金は払わなくてもいいの?
「自身の考えを貫き通すと言っても、法律的にペナルティーはないのか?」
「なぜ逮捕されないのか?」
と思われる方も多いのではないでしょうか?
現時点の法律では、裁判で敗訴し、賠償金を払わなくても罰則はなく、強制的な財産の差し押さえにも限度があります。
被告の財産を調べるのは原告自らであり、警察のような捜査権限がないため、十分な捜査はできないのが現状です。
実際に、ひろゆきさんは強制執行を受けていますが、原告の担当弁護士は「(家にあったのは)生活必需品ばかりで差し押さえができなかった。金融機関の口座を突き止めることができなかった。」と明かしています。
賠償金には時効がある?
裁判を起こし、苦労して勝ち取った請求権ですが、わずか10年程度で消滅時効にかかってしまい、賠償金を請求し続けるには、また改めて裁判を起こすなどして時効を中断する必要があります。
再度、裁判を起こす際には手数料も必要となります。
そうなると、仕方なく諦める原告の方もいらっしゃるのかもしれませんね。
ひろゆきさんは時効が来るまで、賠償命令を無視し続けると見られています。
まとめ
今回は、論破王のひろゆきさんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
普通の人では、思い付かないような考え方で問題を乗り切ろうとしている姿こそ、ひろゆきさんの才能なのかもしれませんね。
今後のひろゆきさんの活躍にも注目していきたいところです。
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