今年2021年は、東京オリンピックの開催が予定されていますよね。
2020年開催予定だったオリンピックの一年延期が発表されてから、早一年が経とうとしています。
しかし、2021年の開催も中止や延期を求める声が多く挙がっています。
世論調査では、「中止や延期もやむを得ない」と回答した人が約8割となり、「予定通り開催するべき」が2割にも満たなかったのです。
そんな中、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長である森喜朗は、大会の開催について、「必ずやる」と主張しています。
なぜ世論が中止や延期の方向へ進む中、森喜朗会長はオリンピックの中止を頑なに拒むのでしょうか。
やはり、オリンピック開催による森会長の報酬や利権が関係しているのでしょうか。
この記事では、森喜朗会長のオリンピックでの報酬について、また、なぜ中止にしないのか、そこには利権が関係しているのかについてわかりやすくまとめたものになります。
Contents
森喜朗会長のオリンピックでの報酬は?
森会長は東京オリンピックについて「やるかやらないかの議論は放っておいて、どうやってやるかだ」と語るほど中止を拒んでいます。
東京オリンピック組織委員会の役員報酬が多くもらえているから、そのように言っているのかと思いきや、実は森喜朗会長は無報酬で活動しています。
ちなみに役員報酬を一番多くもらっている人は年間2,400万円です。
この「役員」に含まれるのが、理事や幹事の立場の人となっているので、会長の森喜朗は無報酬になるのですね。
東京オリンピックの利権は?
2016年、小池百合子都知事が東京オリンピックの競技会場である「海の森水上競技場」「有明アリーナ」「オリンピック・アクアティクスセンター」の3施設の建設中止を検討していました。
これに対し「それぞれの施設には作る理由がある」と建設中止に反発したのが森会長です。
なぜなら「海の森水上競技場」は森会長と最も親密なゼネコン、大成建設が請け負っていたからです。
森会長と大成建設の深いつながり
森会長と大成建設は親密な関係にあります。
森会長の後援会機関誌である「春風」に大成建設の広告を出し、1ページ100万円の広告料を受け取っていたといわれています。
元関係者の証言によると、「見開きの広告をもらったこともあった」とのこと。
両者の間で多額のお金が動いていることがわかりますね。
さらに、森会長はオリンピック組織委員会の会長の立場で、大成建設にオリンピック関連の受注をさせていました。
海の森水上競技場の建設
大成建設は東京オリンピックカヌー・ボート会場である「海の森水上競技場」の建設をしました。
小池都知事により、一時期建設中止や、会場を別の場所にすることが検討されましたが、森会長の反発もあり、2019年に無事竣工しています。
新国立競技場の建設
一度は、イギリスの建築家ザハ・ハディト氏の案が採用となった新国立競技場のデザインでしたが、費用の問題から異例の採用取り消しとなりましたよね。
その後のコンペの結果、採用になったのが大成建設・梓設計・隈研吾のチームでした。
このコンペ、実は大成建設が出した当初の案は、費用やデザインの問題から採用撤回とされていました。
しかしそれに対し、森会長が「業者のことも考えてほしい」と発言し話題となりました。
撤回されるとなったとき、大成建設はすでに資材や作業員の手配を済ませていたからです。
受注できなかった場合、手配している資材や作業員の予定が変わってしまいますよね。
そのため、森会長は大成建設をかばってあの発言をしたのです。
その後、再度コンペをやり直すことになりましたが、結局大成建設のチームが受注することになります。
利権を得ようとしていた
このようにオリンピック組織委員会の会長という立場で、親密な関係である大成建設に大きな利益が生まれるよう動いています。
「それぞれの施設には作る理由がある」「業者のことも考えてほしい」という発言から、何としてでも大成建設に受注させたいという意思が伝わってきますよね。
森会長はオリンピックによって利権を得ようとしていたことがうかがえます。
オリンピックが開催されて、大成建設が受注した建設物が話題となれば、また森会長と大成建設の間でお金が動くことになりそうです。
なぜ中止を拒むの?もう一つの理由!
実は、森会長はスポーツに対する情熱が人一倍ある人物なのです。
そのため純粋にオリンピックを成功させたいと尽力する面もあります。
幼い頃から、早稲田大学のラグビー部に入ることを夢見てきた森会長。
願いを叶えて入部できたものの、過酷な練習のため、4カ月で体調を崩して退部してしまいました。
その際、ラグビー部の推薦で入学した早稲田大学も辞めようとしていましたが、当時の監督に「将来ラグビーに恩返しができるような立派な人間になれ」と言われ退学は思いとどまっています。
この経験から、アスリートに対して尊敬の念を持ち、スポーツ界に貢献したいという気持ちが芽生えていたのです。
実際、ラグビーワールドカップ日本招致や2020年の東京オリンピック会長を引き受けるなどスポーツ界に対する活動を積極的に行っています。
今回の東京オリンピックの中止を拒むのは、利権もありますが、森会長の中にある、スポーツ界のために動きたいという強い思いもあるのです。
まとめ
以上この記事では、森喜朗会長がオリンピックで報酬や利権を得ているのか、また、なぜ頑なに中止を拒むのかについてまとめたものになります。
森会長は、たしかにオリンピック組織委員会からの報酬はないですが、大成建設との関係から利権は得ていることがうかがえます。
しかしお金だけではなく、スポーツ好きとして、2021年の東京オリンピックを開催させて世界のスポーツ選手が活躍する場面を見たいという思いもあるようです。
いずれにしても、簡単には森会長がオリンピックを中止にすると言いそうにもありませんね。
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