小泉進次郎氏は、政界のプリンスとも呼ばれるほどのルックスと、キャッチ―な言葉から、有望な若手政治家として支持されてきました。
しかし、2019年、安倍内閣にて環境大臣に就任してから、大胆で耳障りのよい言葉を紡ぐが、中身がないことから、ポエムのような構文で面白いと評判になっています。
そこで今回、小泉進次郎の迷言集で打線を組んでみました。
ぜひ、世界中から失笑をかったポエムを見てみてください。
Contents
小泉進次郎の迷言集はポエムのような構文で面白いから打線くんだ(笑)
1(中) ステーキが食べたい
環境大臣とは思えない無知っぷりを披露しているこの一言。
国際連合気候行動サミットに出席するために、ニューヨークに行った時の言葉です。
暗黙の了解として、地球温暖化の対策を話し合うためのサミットに出席しているときには、温室効果ガスを大量に排出する畜産物、特に牛肉は食べないというのがあります。
欧米を中心として、サミットでなくともこのミートレス運動は広がっています。
しかし環境大臣であるのにも関わらず、ステーキが食べたい。とは..大失笑物ですね。
2(一) 気候変動との戦い楽しくクールにセクシーに
同じく気候行動サミット中、気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだという発言が飛び出しました。
この「セクシー」という言葉は、フィレゲス国連気候変動枠組条約の前事務局長が使ったものを引用したことによるものです。
しかし、サミット後の会見において、セクシーとは具体的にどのようなことを意味するのか、セクシーな環境対策とは何かの具体的な言及を一切しなかったため、ただの言葉遊びに見られてしまう結果となりました。
3(三) 化石燃料脱却への取り組みは?-「減らす。」
さらなる気候行動サミット中、応答での一幕。
環境省の、半年から一年にかけての化石燃料脱却への取り組みを聞かれ、答えたのは減らすの3文字。
どうやってと聞かれると「…」と黙りこくってしまいます。
口では威勢の良いことを発しますが、具体的な対策は何も考えていないことが露呈してしまいました。
4(右) 今のままではいけないと思います。今のままではいけないと思っている
環境大臣として入閣した後、大臣としての会見で発した言葉です。
今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っていると、二度繰り返しました。
確かに、言うことはわかります。
しかし、具体性、実効性が何もない発言ですね。
5(左) 30年後私は何歳で、30年後との約束を守れるか
福島第一原発の、除染廃棄物の最終処分場の検討についての見解が欲しいという問いへの答えが、これは福島県の皆さんとの約束であり、守るために全力を尽くしますというもの。
具体的に、とさらに問われるとでてきたのが次の言葉、私の中で30年後ってことを考えたときに、30年後の自分は何歳かなとあの震災直後から考えてきました。
だから健康でいられればその30年後の約束を守れるか、見届ける可能性のある政治家だと思います。
具体性のかけらもなければ、質問にも答えていない。
自分に酔っているだけなのではないかともとれる言葉です。
6(二) のどぐろを一緒に食べましょうと。嬉しかったですね。
福島県にて、汚染水の海洋放出に関して、風評被害の助長にならないか問われたときの信じられない解答です。
地元の組合長と話しまして、のどぐろが取れるんだと。
一緒に食べましょうよといったときの、喜んだ顔が嬉しかったですね。
と答えていますが、問われたのはあくまで処理水の放出への取り組み方。
またしても、問いに答えていない答えです。
7(遊) そういった皆さんが再び傷つけられるようなことがあってはならない
さらに汚染水の海洋放出について、つっこんで聞かれたときの答えが、皆さんが傷つけられるようなことがあってはならない、というもの。
確かに今度は問いには答えています。
しかし、具体的な対策を聞かれているのに、表面的な言葉を返していて、中身はこれもゼロのままでした。
8(捕) 僕野球しかやってこなかったから
気候問題への対策を世界規模で求める活動を起こし、注目されている16歳のグレタさんはどのように見えるかについての解答が、野球しかやってこなかったから、すごいよね。
授業は休むもので、授業が終わってからが本番と思い野球ばかりやっていました。
若い環境活動家について聞かれているのに、浅い賞賛のみでほとんどは自分の野球の話にもっていってしまいました。
さらに授業は休むものと断言していますが、仮にも大臣がそんな発言してよいものなのでしょうか。
9(投) 日本て固いね、古いね
妻の滝川クリステルさんの出産後、育休の取得を検討していると答えたら賛否両論が起きたことへの言及としての発言。
高い立場にいる者の言動で賛否が起こるのは、当たり前のことですが、いきなり日本規模の言及となり驚きです。
中継ぎ 育休に休むという言葉が入っているが休みなんかじゃない
これも育休に関する発言。
育休をとり、仕事を休んでいても、赤ちゃんの世話により休みなどない、ということを小泉節で語っているのですが、あまりにも優雅な言い回しすぎて、よく理解できません。
抑え 私の問題だと思うが反省している、反省が見えないという指摘には私自身の問題
新型ウイルス感染症対策本部の会合を欠席し、後援会の新年会に参加したことを、衆議院予算委員会で問われた際の答弁です。
この質疑では、結局20回反省を繰り返しました。
控え おっしゃる通りでおっしゃる通り
上に引き続き、新型ウイルス感染症対策本部の会合を欠席し、その時間帯に何をやっていたのかという質疑に対し、小泉氏は「いま宮本議員がおっしゃる通り..」を繰り返し、野党議員の質問に明確に答えることを一切しませんでした。
後援会を優先したかの問いにも解答せず、おっしゃる通りを駆使して切り抜けました。
監督 Go to 国立公園
Go toトラベルに関する政策の1つ、Go to 国立公園。
3密を回避できるようにと、Go toトラベルを打ち出した際にPRしました。
環境省は国立公園満喫プロジェクトを数年前から進めており、その一環で誘客を促進したためです。
分かりやすいネーミングですが、センスのほうは疑問が残ります。
1軍がちょっと強すぎたけど2軍も編成してみた!
1軍だけでも十分に戦えるのですが、ちょっとおもしろすぎる発言が多かったので、2軍も編成してみました!
【20210510追記!】
1「(Q.どういう意味で楽しくかっこよくセクシーと発言したのか…)それをどういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃないよね」
確かに…、それを言ってしまったら身も蓋もないのですが、政治家としては説明したほうがセクシーだったかも。
2「政治の世界は戦場だ。いつ命を落とすか分からない。」
「よろいを着たまま寝ているという環境が続いてきた。クリステルさんといると政治という戦場から離れられる」
まあ惚気けから来る発言であることが分かります、お幸せに!
3「化石燃料脱却へどのように取り組むのか」⇒小泉「減らす」⇒記者「どうやって?」⇒小泉「……」
この時の顔が実に絶妙で、ネット上でも「この顔w」と大きく評価されています
それにしてもこのいかにも不服な表情はどうにかならないものか。
4記者「放射能汚染土を絶対に30年内に福島県外へ移すという約束ができるならその根拠は?」⇒小泉「………やります(ニヤリ)
具体的な案ではなく、根拠ない自信というものは意外と強いこともあるもので。
ただこの場合はそういう問題ではありません、もしくは何かとんでもない策があるのでしょうか?
5「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べてるというわけではないです」
いわゆる小泉進次郎構文と呼ばれているものですね。
毎日食べたら流石に飽きてしまいます、そういう問題ではないかもしれませんが。
6「反省しているんです」
「ただこれは私の問題だと思うが反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない という指摘には私自身の問題だと反省している」
ネットにて発言から炎上してしまうことが度々あることに関する発言です。
確かに反省の色が見えないから不思議です。
7「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
こちらも小泉進次郎構文ですね。
おかしい文章ではないと感じてしまってきていませんか?完全にそれは毒されてますよ!
8小泉「温室効果ガス46%減を実現させる」→記者団「具体策は?」→小泉「まさにこれからだ」
実現させると言い切っていますが、実際には案があるわけではなく、やる気のみが前に向かっている状態です。
実際に実現させる策があるのなら良いのですが、これは結構危ない状態ですね。
先発「(温室効果ガス46%削減は)おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が。シルエットが浮かんできたんです」
こちら、手を動かすジェスチャーも入っていたことから、高得点の迷言となっています。
この46パーセントという数字がどこからきたのか、ネット上では考察(という名の大喜利)が展開していました。
中継ぎ「1時間があったら、何をできるんだろうといつも考えています」
「1時間があったら習近平とプーチンは何をやるんだろうな、アレクサンダーだったら1時間あったら何をやったんだろうか、ペリクレスだったら何を考えていたんだろうな……というふうに」
と続く発言なのですが、こちらは新聞を読むことをやめた進次郎さんが発言した言葉です。
ちょっと聞くと成程と思いがちなんですが、考えてないで1時間使って!と言いたくなっちゃいますよね。
抑え「私たち若い世代が一生懸命にならなきゃダメなんです。ほどほどの努力でほどほどの幸せ。これじゃダメなんです」
将来環境問題に関わることになる、今の若い世代に向けた一言です。
若い世代だけじゃなくて、もっと上の世代も一生懸命にならないとだめなんですけどね。
代打「日本人は“働ける限り働きたい”という人がいつもいちばん多い。労働を苦役と考える価値観の国とはまったく違うんです」
進次郎さんはどうかわからないのですが、残念ながら労働は苦役です…。
働きたい、というより働ける限り働かないとお金が無いというのが現実なんですよね。
代走「日本中の公共施設やビル、住宅の屋根に置けるだけパネルを置いていきたい。世の中の景色を変えたい」
こちらはソーラーパネルの設置に関する発言ですね。
緑にしていく景色ではなく、とにかくパネルを…という景色になってしまうと、一歩間違えればまるでSFのような世界になってしまいます。
ベンチ「ゴミ袋に絵やメッセージを描こう。作業員の方々に大いに励みになる」
これって逆にゴミ袋へのコストとか、処分の問題とか、負担が増えていくようにも感じられます。
いや、言っていることはわかるんですが、これは的外れとも言えるでしょう。
監督 「プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ、知られていないケースがあるんですけど」
ごもっともと言いたいところですが、知識としては結構一般的になってきたので、今更感がある発言です。
【まとめ】小泉進次郎の面白迷言の打線!
小泉進次郎のキャリアを阻む問題ともされている、迷言問題。
同じことをひたすら繰り返す小泉進次郎構文と、歯切れのいい言葉を使うものの、中身のないポエム応答、さらに質問に答えない応答で占められましたね。
これまでは、キャッチ―なことを言い、支援者を確保するのが大切でしたが、大臣となったからには確実な実績が必要となります。
彼の今後の発言に注目です!
【20210510追記!】
思っていた以上に発言がどんどん増えていました。
なかなかに面白いので3軍まで作れてしまう可能性が高いのですが、できてしまったらそれはそれで大問題!
生暖かく見守ってきた打線ですが、なんというか複雑な気持ちになってしまいますね…。
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