エヴァンゲリオンの最新映画が、現在新型コ○ナウィルスの影響で延期中です…。
いつになったら観れるのか、楽しみで仕方ない！という方は多いのではないでしょうか。
今回は、エヴァンゲリオンでこれまでに登場した作戦の中で「ヤシマ作戦」について調べてみました！
なんと実はこの作戦は、「シン・ゴジラ」にも出てくる作戦と共通点がありました！
「ヤシマ作戦」の由来とともにお伝えいたします！
Contents
エヴァンゲリオンの「ヤシマ作戦」とは？
エヴァンゲリオンを知っている人には初歩的なワードかもしれませんが、一応ご説明いたします。
「新世紀エヴァンゲリオン」の第6話で登場する第５使徒ラミエル戦と「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」で実行された作戦名です。
第５使徒 ラミエル戦
第5使徒ラミエルを殲滅する作戦です。
ラミエルは、ビームによる遠隔攻撃を備えており、一度初号機が敗退しています。
また、ラミエルにはエヴァンゲリオンに搭載されている防御システムも備わっており、近距離戦での攻撃も効かないというかなりの強敵でした。
その強さとビジュアルで、「使徒の中で、ラミエルが一番好き」というファンもいるようです。
そんなラミエルを倒すべく考えられたのが「ヤシマ作戦」。
どんな作戦かというと、ラミエルが攻撃時に一瞬だけ姿を表すコアの部分を、ラミエルの射程圏外からライフルで狙撃をするというものです。
「敵の核の部分を強力な力で攻撃する。」
至ってシンプルな作戦ですね。
ちなみにそのライフルの名前は「ポジトロンライフル」。
正式名称は、「EVA専用改造陽電子砲NERV仕様」。ポジトロン（陽電子）を発射するライフル（狙撃銃）だそうです。
「ヤシマ作戦」決行にあたって
この「ヤシマ作戦」を決行するには、コアを攻撃するための強力なパワーが必要でした。
そのため、日本全国の電力を集結させる必要がありました。
この電力を集結させるというところを含めて「ヤシマ作戦」と呼ばれています。
「ヤシマ作戦」の由来は？
では、この国全体を巻き込んだ作戦の由来は何でしょうか？
これには大きく２つの説があります。
「屋島の戦い」
１つ目は平家物語に登場する「屋島の戦い」です。
これは、那須与一が平家の扇の的を屋で射落とした様子が描かれており、それになぞらえたという説です。
「ヤシマ作戦」のポジトロンライフルによる狙撃と照らし合わせていると言われています。
「八洲（ヤシマ）」
日本は神話で「大八州（オオヤシマ）」と呼ばれています。
本州・九州・四国・淡路・壱岐・対馬・佐渡の８つの島からなるとされているからです。
日本全国から電力を集めるという作戦から、「ヤシマ」という名前がついたのではというのが２つ目の説です。
「ヤシマ作戦」は、ラミエル戦と別に、新劇場版でも登場しています。
その際には
「ヤシマ作戦。その名のごとく、日本全土から電力を接収し、戦自研が極秘に開発中の、大出力陽電子自走砲まで強制徴発。未完成で自律調整できない部分はエヴァを使って精密狙撃させる。国連軍はいいとして、よく内務省の戦略自衛隊まで説得できたわね」
という台詞がでてきます。
この台詞から、新劇場版では２つ目の「八洲」の説が有力とされています。
ゴジラの「ヤシオリ作戦」との共通点
由来を調べていると、ゴジラの「ヤシオリ作戦」との共通点が出てきます。
ゴジラの「ヤシオリ作戦」とは
映画シン・ゴジラで出てくる作戦のことです。
ゴジラを倒すための「血液凝固剤」「活動抑制剤」を短期間で作るために日本中の生産力を結集する必要がありました。
ちなみに、「ヤシオリ」というのは、日本に古くから伝わっている伝説のなかで、ヤマタノオロチという大蛇を倒すときに用いたお酒の名前です。
「血液凝固剤」「活動抑制剤」をこのお酒に見立てているようです。
共通点
この２つの共通点は、「日本中の力を結集している点」です。
つまりは、日本を滅ぼしかねない危機に対しては、日本全体で挑まなくては乗り越えることができないということでしょう。
実際にあった「ヤシマ作戦」とは？
実は、エヴァンゲリオンやゴジラの世界だけではなく、現実世界でも「ヤシマ作戦」がありました。
実際に、「ヤシマ作戦」が動いたのを知っていますか？
皆さんご存知の通り、東日本大震災時、東京電力では発電所の停止が相次ぎ、電力供給が追いつかず、停電の可能性が出てしまいました。
そのため、東京電力は節電を呼びかけていました。
その中動いたのが、twitterです。
エヴァの「ヤシマ作戦」にならって、日本全体での節電をしよう！という呼びかけがなされました。
そのキャンペーン用のサイトなどもできました。
このときも、やはり日本の危機に対して日本全体で一致団結するための作戦でした。
「ヤシマ作戦」由来とまとめ
ヤシマ作戦自体は単純に、強敵を倒すための作戦です。
しかし、日本全体で協力をしてこそ実現する作戦。
それは、「ヤシマ作戦」という名前の由来にもなっています。
今現在、日本だけではなく世界を脅かしている新型コ○ナウィルスという強敵にも、「ヤシマ作戦」のように、みんなで一致団結して戦って勝っていきたいですね。
その先に、エヴァンゲリオンの最新作の上映が待っているのかもしれません。
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