毎年高校野球は恒例ですが観ていると球児たちの真剣な戦いにこちらもパワーをもらえる気がして、思わず熱くなります。

その中でも活躍の多い、名門　PL学園は強豪校。

PL学園野球部の歴史も長くここからプロ野球選手で大活躍の選手もいるのは有名ですが、それだけ厳しい練習をこなしているからこそなのでしょう。

しかし部員間での暴力や不祥事などが続き2016年夏の大阪大会の後、活動を休止し翌年3月には府高野連を脱退。

ほぼ廃部状態になってしまった野球部ですがそこまでの経緯と「廃部理由」そして「復活の可能性はあるのか」調べてみたいと思います。

PL学園野球部　廃部の理由とは？

 

 

あれだけの強豪校の野球部が休部となった時は衝撃が走りましたが、2015年春から部員募集は停止となり、翌年休部で野球部存続の危機。

これには何度も取りざたされた暴力事件が理由にあげられるのは避けられません。

暴力の問題だけではなくいじめが根本にあったようで、かなり日常的なものであったと。

でも本来は母体であるPL教団の信仰があってこその強さを誇っていたはずで、野球部をつくられた第二代教祖(色々教えを指導)が生きている間は良かったそうですが1983年に亡くなられた後からだんだん信仰心が薄れ、目の色変えてただ勝負に勝つだけを目指すようになっていってしまったようです。

ここからその問題になった事柄を見ていきます。

繰り返す、部の不祥事

 

 

1986年
上級生からのいじめで部員が水死。

施設内の池にスリッパを放り投げそれを「取ってこい！」と命令し、部員は飛び込んだがそのまま浮かんでこず心臓マヒで亡くなりました。

1997年
上級生が暴力をふるい重傷を負わせた。

2001年
日常的に上級生が下級生にバットで殴る行為が行われていたと発覚、暴行事件で半年間活動停止処分を受けています。

被害者の家族にも訴えられ裁判沙汰に。

2008年
またもや暴力事件を起こり、当時の監督の藤原監督が辞任し後任で河野監督が復帰しました。

2011年
部員による暴行と喫煙行為で1か月対外試合禁止となりました。

2013年2月23日
2年生4人が1年生1人を寮内で殴り蹴るなどの暴力をふるい、救急車が出動する事態に。

このことで日本学生野球協会審査室会議によって2013年2月24日から8月23日まで半年間対外試合禁止処分が決定。

河野監督は2001年の活動停止処分の際監督でもありましたがその後に退任しました。

4月16日付　PL教団職員に異動。

PL学園野球部の歴史

 

 

野球部の伝統や規律は紙一重？

 

 

PL学園野球部では入部したら先輩・後輩間ではこのような決まりごとがあったと言われています。

◆付き人制度

◆後輩の返事は「いいえ」は無く「はい」でないといけない

◆1年生は寮の部屋では常に正座

◆1年生は目覚まし時計が鳴る前のカチッという前段階の音で起きること(鳴らしてはいけない)

◆部内で起きた事故ケガついての情報は一切外部に漏らさない(内部で処理)

◆女を見るのは禁止

◆毎回先輩のマッサージをする

など、これ以外もあるかもしれませんがここまでということで。

廃部からの復活劇はある？！

 

 

今現在はまだまだ先が長い話になりそうですが、野球部復活を願う人は少なくはないはずです。

2020年1月11日にはPL学園(大阪)硬式野球部のOB総会が大阪市内で開催され復部への気持ちを新たにした。

OB会長の桑田真澄は学校の母体であるPL教団との話し合いを重ね、教団から「復部を考えています」と言ってくださりとても嬉しかったと明かしています。

教団側も「桑田さんの学園への愛情があふれていて野球部復部が出来たら素晴らしいことです」とコメント。

しかし、教団は信者が減少し生徒数も以前と比べ少なく、華々しかった時代とは変わってしまったようです。

でも復部への道はまだ絶たれたわけではないということですね。

まとめ

 

 

ここまでPL学園野球部についてを見てきましたが、いかがでしたか？

暴力やいじめは自分がその立場になったらと考えることが出来たらそういう行為は起きにくいと思います。

これからどう部の体制をを構築していくのか、そこがしっかり出来なければ復活は難しいのではないでしょうか。

信頼を取り戻すには時間はかかりそうですが、もし復部が叶ったその時は暴力の無い、野球に専念出来る部となることを願います！
 
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