「ママ、僕は人を殺したんだ」から始まるBohemian Rhapsody、ドンドンパッという独特のリズムで耳馴染みになる人が多い We will Rock youなどQUEENの楽曲は日本でも大人気ですよね。
そんなQUEENの中心的存在である、フレディーマーキュリーの生涯を映画にした「ボヘミアンラプソディ」は、日本で数度目の社会現象を起こしたくらい大ヒット映画となりました。
しかし映画では最後の姿は描かれることはなく、人生最期の画像というものは殆ど残されていません。
噂によれば晩年に足を切断したという噂も駆け巡っています、一体コレってどういうことなのでしょうか?
フレディーマーキュリーの最後の姿について、詳しい内容をご紹介していきます!
Contents
フレディーマーキュリーが晩年足を切断していたのは嘘!?なんでそうなったの?
フレディーマーキュリーはエイズに冒されており、実際エイズでは足が壊疽(細胞が壊れて死んでしまう状態)を起こして、切断を余儀なくされることもあります。
が、フレディーマーキュリーがエイズなどで足を切断した、というのはなんとガセネタだったんです!
いやはやなんで又ガセネタがここまで広まってしまったのでしょう?
足は切断していない!「サンデー・タイムズ」によるガセネタだった!
2017年にブライアン・メイ(QUEENのギタリストで天文学者)が「サンデー・タイムズ」のインタビューがあった折に、フレディの病気についてにも答えました。
しかしここからが問題で、なんと発売されたサンデー・タイムズの記事では、フレディマーキュリーが足を切断していた、と変更されていたのだと言います。
当然ブライアンは大激怒、自分の持っていたホームページで批判コメントを出したのは言うまでもありませんよね。
日本でも週刊誌がこのインタビューを掲載している
この記事知ってる!という方は日本では同じく2017年に「女性自身」がこのインタビューの翻訳版を掲載していましたので、それを見たと思われます。
インターネット記事としても書かれていますので、見たことがあるという人はかなり多いはず。
けれど残念ながらガセネタであることはわかっているのですが、修正記事は出されていません。
そのため実際のところを知っている人は日本には意外と少ないのです。
フレディーマーキュリーの病と足の切断は無関係ではない
掲載されているブライアン・メイのインタビュー記事では、フレディーマーキュリーは病気のことは殆どの知り合いにも公言することはせず、親しい人にのみ告白をしていたとのこと。
その話から、フレディーマーキュリーがブライアン・メイに、壊疽の為に切り落とされた足を見せられたのだ、と告げています。
結果的にデマだったのですが、しかしこの話は全くありえない話ではありません。
フレディーマーキュリーはエイズ、つまり免疫不全の病気にかかっており、足が壊疽を起こすことはありえない話ではないからです。
ただ糖尿病などで足を切り落とす人は全員ではないように、エイズでもまた、必ず壊疽を起こして足を切り落とすということでもありません。
フレディーマーキュリーの最後の姿の画像はどんな感じだったの?
フレディーマーキュリーが最後に舞台に登場した映像や、最後にメディアに登場した画像はいくつか残されていますが、当然ながら本当に最後の姿はほぼ残されていませんでした。
やはり自分でもわかっている不治の病に冒されていた身ですから、そういった姿は誰かに見せたいとは思いませんよね。
最後の年までマスコミに追われ続けていた
しかしながら記者たちも、できるだけ多くの写真や情報が欲しい、と、フレディーマーキュリーを追い続けていました。
当時はエイズに感染して命ももう長くない、とはフレディーマーキュリーも発表しておらず、マスコミ側には情報が殆どなかったためです。
それでも公演ごとに痩せて、ツアーには不参加となれば、様々な理由が飛び交いますし、姿を見て「エイズらしい」という情報も飛び交っていました。
最終的には体が持つ限りレコーディングを進めていましたが、その度にマスコミに追われていたことがわかっています。
最後のQUEENのステージ…フレディーマーキュリーの映像
この最後の舞台動画が、2021年2月5日にロック関係の音楽雑誌で特集され、現在又QUEENが話題になっています。
今やどんな映像も伝説級の話題となるQUEEN、それだけの魅力があり、そして影響を与えてきたことが分かります。
それにしても最後まで美脚を披露しているフレディマーキュリーの若々しさが印象強いですよね。
フレディーマーキュリーの最期はエイズからの肺炎…延命も拒否
フレディーマーキュリーがこの世を去ったのは1991年の11月24日で、エイズの感染から来る合併症の「ニューモシスチス肺炎」で亡くなりました。
「ニューモシスチス肺炎」は健康な人が感染することはほとんどなく、エイズ(エイズに限らず免疫不全の状態などで)で弱った体で感染すると重篤になる病気です。
その頃この年のはじめには薬類は一切を拒否し、痛み止めだけを飲んで過ごすという、既に死の覚悟を決めている状態でした。
同年6月には視力も落ち、イギリス・ロンドンにあるケンジントンの自宅で生活をしていたことが分かっています。
そして自身のパートナーであるジム・ハットンに看取られ、ケンジントンの自宅で死去、年齢は45才という、なんとも若い年で亡くなりました。
1992年にはバルセロナオリンピックに登場予定だったのですが、残念ながらそれは叶わぬ事になってしまったんです。
この時の遺言で「ボヘミアン・ラプソディ」の印税はエイズ基金に寄付するようにと伝えました。
こうして「ボヘミアン・ラプソディ」はフレディマーキュリーの死後2度目のランキング1位になったということです。
まとめ
様々な意味で驚きの連続でしたが、実際は足を切断しているという事実はありませんでした。
しかしそれを聞いて、逆にほっと胸をなでおろしたファンも多いのではないでしょうか?
フレディマーキュリーの晩年が映画「ボヘミアン・ラプソディ」に描かれなかったのも、確かにこの最期を、映画とは言え、見返すのはあまりにも辛い内容です。
これからも様々な人が、QUEENの楽曲に影響を受け、人生が変わっていくことでしょう。
それだけ力強いメッセージが歌で表現されているのですから。
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