まだまだ人気が絶えず、海外にも進出している「鬼滅の刃」。

 

そんな鬼滅の刃には、裏設定として各キャラクターの由来があります。

とくに、鬼側は特殊な名前が多いこと、見た目も何かを思わせるような人物が多いことから疫病であるという声もあります。

 

そこで今回は、鬼滅の刃に登場する上弦の鬼についてご紹介します。

上弦の鬼は大正に流行った疫病が由来！

上弦の壱：黒死牟（こくしぼう）

黒死牟の由来は、12人に1人の比率で人類の多くを死に追いやった疫病である黒死病（ペスト）です。

 

黒死病は感染することによって発熱や脱力感、頭痛といった症状を見られます。

また、名前の由来でもある皮膚が内出血することで紫黒色へと変化します。

 

黒死牟は、名前からしても分かりやすくヒントになっていますが、見た目も顔にある浸食したような模様が黒死病を思わせます。

そして、300年以上も上弦の鬼の頂点に君臨しており、多くの人間を貪ってきたという意味合いからしても黒死病の強さを表しています。

黒死病は「病原菌やウイルスでこれほどまで人類が死んだことは未だかつてない」と言われていることもあり、上弦の鬼の名前として使われているのかもしてません。

 

上弦の弐：堂磨（どうま）

堂磨の由来は、抗菌剤の治療法がない以前では不治の病と呼ばれていた「結核」です。

 

結核は感染することで全身倦怠感や食欲不振、体重減少などが長期にわたり続きます。

また、結核は肺を蝕む病気です。

 

そして、堂磨の技に共通している「吸い込むと肺が壊死してしまう」という部分が由来です。

上弦の参：猗窩座（あかざ）

猗窩座の由来は、麻疹の古名でもある「赤斑瘡（あかもがさ）」です。

 

赤斑瘡は、麻の実のような発疹や発熱といった症状があります。

そして、昔はワクチンがなく予防ができなかったために、家の門口に呪文が書かれている紙を貼り魔除けを行っていました。

 

猗窩座の体にあるタトゥーがその呪文に似ているということや名前も思わせる部分があることが由来となっています。

 

また、猗窩座の由来となる疫病にはもう1つあり、「コレラ」とも言われています。

日本では、コロリと死んでしまうことから「虎狼刺」と呼ばれており、猗窩座の一匹狼である所や虎のように武術に生きていることから由来されています。

 

上弦の肆：半天狗（はんてんぐ）

半天狗の由来は、外見や感染への恐怖心から患者への差別が乗じたこともある「ハンセン病」です。

 

ハンセン病は、感染力があり、感染することで瘤（こぶ）ができてしまいます。

日本ではらい病とも呼ばれており、感染したまま放置していると皮膚へ重度の病変が生じます。

 

そして、ハンセン病の症状である瘤は半天狗の頭部部分でもみられます。

また、瘤により顔が醜くなってしまうことからも由来ではないでしょうか。

上弦の伍：玉壺（ぎょっこ）

玉壺の由来は、日本で感染症法により五類感染症として扱われている「アメーバ赤痢」です。

 

症状としては腹痛や下痢などを引き起こし、衰弱により死んでしまう可能性もあります。

 

そして、アメーバ赤痢は水辺から感染することがあり、玉壺の攻撃では水を使った技がほとんどです。

また、感染してしまうことで壺型の瘢痕がみられます。

そういった部分からも玉壺がアメーバ赤痢をモチーフにしていることがわかります。

 

上弦の陸：妓夫太郎（ぎゅうたろう）・堕姫（だき）

妓夫太郎・堕姫の由来は、「梅毒」です。

 

症状として頭痛や認知症、難聴などの症状が出る可能性があります。

 

そして、梅毒の名前にも含まれていますが、堕姫の人間の頃の名前は梅です。

また、兄である妓夫太郎の歯がガタガタですが、それも梅毒の症状です。

そのため妓夫太郎（ぎゅうたろう）・堕姫（だき）の由来が梅毒であるといえます。

鬼滅の刃にはまだまだ裏設定がある

鬼滅の刃の裏設定にはこういった実際にあったことをモチーフにして考えていることやキャラクターの意外な設定もあります。

以下では、そんな裏設定をご紹介します。

 

鬼の名前は無惨が決めている

今までに何人もの鬼が出てきました。

それらすべての鬼の名前を無惨が1人ずつ考えています。

 

また、鬼にしている人は太陽を克服する細胞を持つ人を探しているので、今までにないような人を鬼にしています。

さらには、強い鬼も必要としているために、今まで上弦になれた鬼と似ている体質の人を鬼にしています。

 

鬼殺隊は十二支が由来している？

上弦の鬼は疫病でしたが、鬼殺隊は十二支の由来あります。

鬼殺隊の階級も十支とあり、これは十二支を指しています。

 

子：竈門禰豆子
丑：悲鳴嶼行冥
寅：煉獄杏寿郎
卯：胡蝶しのぶ
辰：時透無一郎
巳：伊黒小芭内
午：甘露寺蜜璃
未：宇髄天元
申：不死川実弥
酉：我妻善逸
戌：冨岡義勇
亥：嘴平伊之助
神様：お館様（産屋敷）

 

こう見てみるとそれぞれの技や特徴などが反映されているのがわかります。

鬼や鬼殺隊にもしっかりとした由来があるのは新発見として見て取れるので楽しいですよね。

【まとめ】十二鬼月の名前は無惨が命名していた

今回は、上弦の鬼の由来が疫病であることをご紹介しました。

 

裏設定として上弦の鬼の由来が疫病から来ていて、また無惨が名前を付けています。

鬼殺隊も十二支をモチーフにしている部分からもワニ先生には驚かされますよね。

 

また、しっかりとそれぞれの特徴を表しているモノが多くありました。

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