みなさんは「モノリス」を知っていますか?
SF作品「2001年宇宙の旅」に出てくる石柱状の謎の物体が「モノリス」です。
そんなSF作品上の謎の物体「モノリス」が、2020年の現実世界に出現したと話題に!
この記事では、謎の物体「モノリス」がどこで出現したのか?モノリスの本来の意味とは?モノリスと宇宙人の関係は?についてご紹介していきます。
Contents
世界中で発見されるモノリス
大自然の中に不自然すぎる物体!!
この不自然すぎる謎の物体が世界で話題となっている「モノリス」です。
人間が作ったものなのか、それとも宇宙人からのメッセージなのか、
実際に発見された「モノリス」を見ていきましょう。
アメリカ・ユタ州でモノリス出現!!
2020年11月中旬にアメリカ・ユタ州に鋼でできた柱が発見されました。
発見された場所は連邦当局の管理する公有地の渓谷です。
ユタ州の野生生物資源部の担当者がオオツノヒツジの頭数を数えるための作業中に、ヘリコプターの中から発見!
「何か後方にある!調べてみなければ!」と、共に作業していた生物学者が興奮気味に発言しています。
謎の物体「モノリス」は高さが約3~3.6メートの三角形の柱、砂岩でできた渓谷にしっかりと埋められていました。
最初はNASAの位置確認装置のような科学的な目的な物体だと考えられていましたが、最終的にはアート作品ではないかと考えられています。
こちらは実際の映像です。
The @UtahDPS helicopter was assisting the @UtahDWR in counting bighorn sheep in remote southern Utah Wednesday when the crew encountered something entirely ‘out of this world’…@KSL5TV #KSLTV #Utah
Photojournalist: @Photog_Steve5 pic.twitter.com/f8P0fayDIS
— Andrew Adams (@AndrewAdamsKSL) November 21, 2020
水曜日に@UtahDPSヘリコプターは@UtahDWRが遠い南のユタでオオツノヒツジを数えるのを援助していました。
その時に乗務員が『実に素晴らしい』何かに遭遇。
モノリスが発見された場所は人里離れたエリアであり、人が迷い込んでは危険なため具体的な場所は発表されませんでした。
しかし、Google Earthを駆使してモノリスの場所を特定する人が現れます。
危険が心配される中で、なんと‼︎発見からわずか1週間で謎の物体「モノリス」が消えてしまいます。
誰が設置し、撤去したのか、設置した目的などは謎に包まれています。
欧州各地でモノリスが出現!!
アメリカの・ユタ州で発見されてから、世界中で「モノリス」が相次いで目撃されいます。
アメリカ・ユタ州で発見された後、ルーマニアの森林やアメリカ・カルフォニア州の山道にも出現。
しかし、どちらもあっという間に姿を消しました。
2020年12月にはイギリス・イングランド南部ワイト島の海岸、オランダでも目撃されています。
イギリス・ワイト島で発見されたモノリスは、木製の台座に固定され、鏡張りの合成樹脂でできていることを確認。
海岸には謎の物体「モノリス」を見に多くの人が訪れており、海岸を管理しているNPOは「すぐに撤去する予定はない」と語っています。
イギリス・ワイト島の「モノリス」もどこから来たのかは不明のままです。
日本でも「モノリス」が目撃される日が来るかもしれませんね。
謎のモノリス・その意味は?
謎の物体「モノリス」。
「モノリス」とは一体どのような意味があるのでしょうか。
「モノリス」の語源は古典ギリシャ語から来ており、岩や石から一つの大きなかたまりが形成する地質学的特徴を表す言葉です。
日本では「一枚岩」とも呼ばれています。
日本で有名な一枚岩(モノリス)は、和歌山県の古座川岸にある「古座川の一枚岩」です。
高さ150メートル、幅800メートルある一枚の巨岩。
巨大な一枚岩(モノリス)は稀であることから、国の天然記念物になっています。
また別の意味では、建築物や遺跡内の大きな岩についても「モノリス」と呼ばれています。
具体的には岩石を露出、または取り囲むことで形成された建築物です。
こちらはストーンサークルの一種である、イギリスの「ストーンヘンジ」。
ストーンサークルは「岩石により編成された建築物」の意味である「モノリス」です。
日本にも縄文時代に作られたと考えられるスートンサークルが東北地方〜北海道にかけて発見されています。
その他にも、エジプトにあるギザの大スフィンクス、人類が何らかの目的をもって碑文を刻んだ石碑も「モノリス」の一種です。
しかし、アメリカ・ユダ州などで発見された謎の物体はこのような辞書的な意味合いの「モノリス」ではなく、
次に紹介する『2001年宇宙の旅』に出てくる「地球外生命体の道具」のことを指しています。
『2001年宇宙の旅』にも登場するモノリス
『2001年宇宙の旅』はどんな映画?
『2001年宇宙の旅』はスタンリー・キューブリック監督により、1968年に公開されたSF映画の金字塔。
完璧な科学的考証に基づいた映像を生みだすために、各科学分野に精通する学者たちと協働して制作されました。
『2001年宇宙の旅」のあらすじを紹介します。
400万年前の人類創世記に、どこからとなく現れた謎の黒石板「モノリス」。
「モノリス」に触れたことで、道具を使って闘うことを知り、猿人はヒトへと進化し始めました。
長い年月が過ぎ、人間は2001年に「モノリス」の謎を究明するために初の木星調査へと出発。
しかし、木星調査の途中で宇宙船を制御するAI(人工知能)が突然反乱をおこし、調査員は死闘します。
死闘の末、生き延びた船長は調査の目的である「モノリス」に遭遇。
その後、人間の知識を超えた領域へと到達します・・・
難解なストーリと哲学的要素が強い物語から「難しすぎる」「つまらない」と賛否両論の評価に分かれた『2001年宇宙の旅』。
しかし、半世紀以上たった現在でもSF映画の金字塔として語り継がれています。
『2001年宇宙の旅」の魅力は、宇宙の神秘性を表現した驚異的な撮影技術です。
宇宙の神秘性の表現は『スター・ウォーズ』『エイリアン』など誰もが知るSF映画に影響を与えました。
『2001年宇宙の旅』に出現するモノリスとは?
『2001年宇宙の旅』に出現する「モノリス」は、地質学的特徴を表す「モノリス」とは違った意味があります。
映画では猿人が黒板石の「モノリス」に触れたことにより、道具の使用をはじめ人間へと進化していきました。
このことから、『2001年宇宙の旅』の「モノリス」は宇宙からやってきた「高次元の知的物体」「地球外生命の道具」を表しています。
映画内では複数の「モノリス」が出現しますが、生物の進化を促すものや滅ぼすものなど、役割は各モノリスによって違います。
「モノリス」の見た目は人工物として観客に認識させるため、各辺の比が定められた四角柱の形状として演出。
どんな物質でできているかは一切不明となっています。
モノリスは宇宙人のメッセージ?
アメリカ・ユタ州で発見された「モノリス」は『2001年宇宙の旅」に出てくる「モノリス」の形状と似ています。
『2001年宇宙の旅』と同じく宇宙からやってきた「地球外生命体の道具」なのでしょうか?
ネットでは
「『2001年宇宙の旅』のモノリスを真似て誰かが設置したのでは?」
「地球に墜落したUFOの破片」「XBOXの次世代機」
などの様々な憶測が!!
他にも「2020年をリセットするもの」「コ○ナのワクチンが入っている」との憶測があります。
1番多いのは、「『2001年宇宙の旅』に出てくるモノリスを模範した芸術作品なのではないか。」という意見。
しかし、『2001年宇宙の旅』のモノリスは各辺の比が定められており、発見されたモノリスはその特徴に反しているため「作品としてもおろそか。」という意見があります。
アート集団が「モノリス」を設置した!?
様々な憶測がありますが、アメリカのニュースチャンネル「CNN」は「匿名のアート集団がアメリカ・ユタ州にモノリスを設置した」と報道。
また、匿名のアート集団の正体が遂に解明したというニュースがありました!
グローバルアーティストコミュニティ「The Most Famous Artist」。
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するコンセプトアーティスト集団です。
「The Most Famous Artist」のwebサイトでは、美術品のレプリカを販売。作品の一つには「モノリス」のレプリカも含まれている。
「モノリス」が話題になることで、レプリカの価値を高めることが目的だったそうです。
モノリスの値段は日本円で約470万円‼︎ お高いように感じますね。
イギリス・ワイト島のモノリスについては、トム・ダンフォードさん(デザイナー)が自分が設置したと発表。
「みんなを楽しませること」が目的だったようです。
カリフォルニア州のモノリスは、ユタ州のモノリスに触発されたアート集団によって制作。
しかし、ルーマニア、オランダ、ラスベガス、ドイツとスペインと誰が制作したのか明らかになっていない「モノリス」があります。
全ての「モノリス」の秘密が解明される日が来るのでしょうか?
自然保護を目的に「モノリス」が撤去されている?
アメリカ・ユタ州の「モノリス」はわずか1週間ほどで姿を消しましたが、その真実が明らかになりました。
SNS上にアップされたのは4人組の集団が「モノリス」を撤去している姿。
4人組の集団は「leave no trace(痕跡を残すな)」と言い残し、「モノリス」を撤去していきました。
「leave no trace(痕跡を残すな)」とは、影響を最小限に抑えることで環境を保護しようというアウトドアをする人に呼びかけている言葉です。
今回の「モノリス」は自然保護地区に設置されていたことから、自然に影響を与えるものとして撤去されました。
こちらが撤去作業を行なっている4人組の写真です。
【まとめ】モノリスの意味について
世界中の話題となった「モノリス」は「地球外生命体の道具」ではなくアーティストによる芸術作品のものが多いです。
アーティスト達は「みんなを楽しませたかった」と発言していますが、短期間の中で世界中のアーティスト達が「モノリス」を制作し始めたのは不思議ですね。
何か宇宙人からのメッセージを受け取ったのでしょうか。
世界中に出現した「モノリス」の中には、まだ誰が作ったのか?どんな理由で設置されたのか?など謎に包まれています。
その中のいくつかは本当に地球外生命体からの贈り物かもしれませんね。
今後も謎の物体「モノリス」から目が離せません‼︎
今回は世界中で話題となった「モノリス」の謎や意味についてまとめました。
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