これまでかずかずの作品を世に生み出してきた山崎監督。
特に、VFXをつかったファンタジー作品が得意な監督です。
最近では、自身で監督・脚本・VFXを手掛けるなど多才ぶりを発揮。
メディアで目にすることも多くなりました。
山崎監督の映画といえば、“ALWAYS 三丁目の夕日”で有名となり、昭和を懐かしむ日本国民から高い評価を得ました。
その反面、クソ映画と酷評される作品もたくさん生み出してきたことも事実です。
クソ映画と酷評される映画、特にガッカリ度の高い作品をピックアップし、山崎作品が駄作といわれる理由をさぐります。
Contents
山崎監督、クソ映画!5大ガッカリをまとめました
1.ドラゴンクエスト ユアストーリー2.STAND BY ME ドラえもん2
3.デスティニー鎌倉物語
4.SPACE BATTLESHIP ヤマト
5. 寄生獣 完結編
ドラゴンクエスト ユアストーリー
文句なしのワースト1
3DCGのアニメのクオリティの高さとは裏腹に、クソ映画と酷評される文句なしのナンバー1。
ゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を原案とした冒険アニメで、原作とのズレが多くのドラクエファンの反感をかいました。
しかし、酷評される理由は他にもあるようです。
この映画のガッカリポイントは映画の終盤。
物語中にちりばめられたかずかずの謎を、すべて「ゲームだから・・・」というかたちで回収するというおそまつな展開となりました。
山崎監督はこの映画で世界中のゲーマーを敵にまわしてしまったといっても過言ではありません。
STAND BY ME ドラえもん2
感動の押し売り第2弾
『ドラえもん』50弾周年記念作品として製作された『STAND BY ME ドラえもん』の続編です。
“ドラ泣き”という言葉からも、まいど感動をお約束した作品ですが、ピュアな子どもたちと原作を知らない親世代には高評価だったようです。
ただ、原作ファンからは前作同様に、3D映像であること自体が受け入れられないという声も多く聞かれました。
昔ながらの“ドラえもん”作品のイメージを守りたい原作ファンにはガッカリだったかもしれません。
アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』のファンを惑わす「スタドラ2」という略称もアニメファンの反感をかってしまいました。
デスティニー鎌倉物語
運命を感じることができない恋愛デスティニー映画
ノスタルジックを感じる美しい映像に、奇妙な妖怪が登場する恋愛ファンタジー映画です。
筆者は小学生のこどもと観てきましたが、映像の美しさに奇妙な妖怪、黄泉の国のような設定はこども受け間違いありません。
しかし、映画界で名高き山崎貴監督がこども受けだけを狙っていてもよいものでしょうか。
高畑充希と堺雅人が演じる歳の差夫婦が運命で結ばれているというのがこのストーリーの軸ですが、奇妙な妖怪にはぐらかされて、まったく説得力がありません。
恋愛映画なのか妖怪映画なのか、なんとなくはぐらかされつつ美しい映像に惑わされて終わってしまいました。
SPACE BATTLESHIP ヤマト
アニメ「宇宙戦艦ヤマト」とは別もの
少年時代に「宇宙戦艦ヤマト」を夢中で観た世代にとって、大きく期待を裏切る結果となりました。
そもそも、キャスティングが主演キムタク、相手役メイサ、佐渡先生(医者)に高島礼子というところから、この映画のコンセプトがうかがえます。
出演タレントのファンに集客をあてた作品である限り、「宇宙戦艦ヤマト」の原作ファンを満足させる結果は期待できません。
とはいえ、CGが素晴らしいとの映像技術に対する評価が高かったのも事実です。
寄生獣 完結編
前作の評価を超えられない
生態系、性別、愛など様々な問題をテーマにした映画で、前作に引き続き期待して観たファンも多いと思います。
残念ながら、「前回のほうがよかった」 「ギリギリ前回の課題をクリア」など、微妙な評価が目立ちます。
完結編はいろいろと盛り込まれすぎて、原作を知っているファンにとっても分かりにくい仕上がりになってしまいました。
CGは“SPACE BATTLESHIP ヤマト”同様、文句なく素晴らしいできと高評価でした。
原作再現率の低さが駄作といわれる理由
駄作との評判が目立つ作品を見てきました。
これらの作品が酷評される理由として共通していることは、原作ファンの期待を大きく裏切った作品、つまりガッカリさせてしまったということです。
原作ファンは、原作のイメージを壊されることをもっともきらいます。
キャスティングによりイメージを損なわれたり、ましてやストーリーを変えられたりするなどもってのほかです。
『ドラゴンクエスト ユアストーリー』では、世界中のゲーマーに喧嘩を売るという大失態。
それでは原作ファンに駄作と評価されないためには何が必要なのでしょうか?
それは、原作再現率です。
そのようなむつかしい領域に、得意のVFXを武器に果敢に立ち向かう山崎貴という監督。
ある意味かなりのチャレンジャーといえるかもしれません。
まとめ
これまでクソ映画と評される作品を連発してきた山崎貴監督。
VFXをつくした高い映像技術も、原作を愛するファンの目はごまかせなかったようですね。
これからは、原作をしらずともひとつの作品として楽しめる映画を期待しています。
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