ワンピースにおいて重要な役割を担っている「悪魔の実」の能力。
悪魔の実の能力には上下関係が存在しています。
マグマグの能力者である赤犬が、メラメラの能力者であるエースに向かって次のように言いました。
「わしは“火”を焼き尽くす“マグマ”じゃ!わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!」。
この言葉から、悪魔の実には、上下関係があることが明らかとなりました。
これ以降、悪魔の実の上位互換・下位互換の考察がファンの間でされるようになり、様々な上下関係についての情報が出てきましたね。
作者の尾田栄一郎さんによって、4つの上位種があると公式発表もされています。
そこで今回の記事では、メラメラとマグマグのように公式で上下関係がわかっている4つの能力、さらに、ファンの間で考察されている、その他の悪魔の実の上位互換・下位互換についてそれぞれの能力に触れながら、詳しくまとめます。
Contents
悪魔の実における上位互換・下位互換の意味って?
上位互換の意味を辞書で調べると、「性能で下位を包含すること」と出てきます。
次に、下位互換を調べると、「上位に対して互換性を下位が持つこと」となっています。
悪魔の実で考えると、劣勢とされる方は上位種の能力の一部しか使えませんが、上位種は下位の全ての能力を網羅しているということになります。
メラメラとマグマグの上下関係
上下関係が公式で発表されている、メラメラとマグマグを例に、上位互換・下位互換について見てみます。
メラメラ
〇全身が炎になる、火災を操ることができる、太陽のような巨大な火の玉を作れる
マグマグ
〇体全体をマグマにできる、何万トンもの溶岩を降らせることができる、拳型の火山弾を放てる、物体を熱で溶かすことができる
マグマは火や熱と鉄や岩などの集合体なので、火はマグマの一部となりますよね。
したがって、マグマグはメラメラの上位互換。
それに対して、メラメラは物質を燃やすことはできますが、マグマグは炎をも焼き尽くす設定となっていますので、メラメラはマグマグの下位互換となることがわかります。
公式で発表されている残りの上下関係はこれ!
作者が上下関係ありと明言している能力が他に3つあります。
トントンとキロキロ
トントン
〇ドン・キホーテ海賊団のマッハ・バイスが使用
〇自分の体重を変化させられる、最も重くて1万tとなり最も軽くて0㎏と言われている
キロキロ
〇元バロックワークスのミス・バレンタインが使用
〇体重を1キロ単位で増減可能、最も重くて1万㎏となり最も軽くて1㎏になることができる
キロキロが操れる重量は、トントンで全て再現可能なので、トントンはキロキロの上位互換となります。
ヒエヒエとユキユキ
ヒエヒエ
〇元海軍大将青雉(クザン)が使用
〇あらゆるものを一瞬で凍結させる、海水も凍結可能
ユキユキ
〇ドン・キホーテ海賊団のモネが使用
〇雪を操ることができる、雪・吹雪を起こすことができる
雪も氷によって凍結させられるので、これはヒエヒエが上位種となりますね。
ブキブキとスパスパ
ブキブキ
〇ドン・キホーテ海賊団のベビー5が使用
〇全身を様々な武器にすることができる
スパスパ
〇バロックワークスのダズ・ボーネス
〇全身をいろいろな刃物にすることができる
刃物も武器の一種なので、ブキブキで対応できますよね。
よってブキブキのほうが上位種となっています。
まだまだありそう?悪魔の実の上下関係(非公式)
尾田栄一郎さんがはっきりと言っているわけではありませんが、ファンの間で、優劣があるのではと言われているものが他にもあります。
ガスガスとモクモク
ガスガス
〇シーザー・クラウンが使用
〇気体を自由に操れる、毒ガスを作ったり、空気中の酸素を抜いたりすることも可能、体も気体にできる
モクモク
〇スモーカーが使用
〇体中を煙に変えることができる
どちらも気体を思い通りに作れる点は一緒ですが、モクモクは煙にしかなれないのに対し、ガスガスはあらゆる気体になることができます。
煙は気体の一部となるため、ガスガスがモクモクの上位互換と言われています。
ウォシュウォシュとアワアワ
ウォシュウォシュ
〇海軍中将のつるが使用
〇人を洗って洗濯物のように干せる(干されるときペラペラになる)、人の心も洗える
アワアワ
〇カリファが使用
〇泡を自在に出すことができる、その泡に触れた箇所をつるつるにする、汚れや力を落とす
どちらもその能力に触れたものの形状を変え、汚れを落とすことができます。
しかし、ウォシュウォシュは「人の心」、内面にまで影響を及ぼすことができるのです。
そのため、ウォシュウォシュのほうが上なのではないかと議論されていますね。
ズシズシとフワフワ
ズシズシ
〇海軍大将のイッショウ(藤虎)が使用
〇重力を上下左右自由にかけることができる、物体を浮かせることができる
フワフワ
〇シキが使用
〇自分自身と自身の触れたものを浮かせることができる(生物は不可)
どちらも物体を浮かせることができますが、ズシズシのほうが左右も関係なく重力を捻じ曲げることができるので、能力的に上なのではないかと言われています。
ただ、シキは自分自身を浮かせることができますが、ズシズシのイッショウは自分自身を浮かせる描写がないため、完全に上位互換と言えるかは疑問が残りますね。
今後、ズシズシが自身を浮遊させる描写が出てくれば、完全なる上位互換と言えます。
モチモチとゴムゴム
モチモチ
〇シャーロット・カタクリが使用
〇体を餅にすることができる
ゴムゴム
〇モンキー・D・ルフィが使用
〇全身ゴム人間になる
作中でカタクリが放った言葉でモチモチがゴムゴムの上位互換なのではという意見が飛び交っています。
その言葉が、「能力的にも、お前にできておれにできない事はない」です。
実際、この二人の戦いのとき、ルフィの攻撃をカタクリが真似し、さらにルフィよりも強力な攻撃を与えることができていました。
餅とゴムは、性質的には違いますが、ゴムゴムと同じ攻撃ができてしまう点から考えると、モチモチは上位互換とされる理由がわかりますよね。
上下関係はあるが最終的には個々の能力!
以上この記事では、作者によって上下関係が発表されている4つの能力、さらに、ファンの間で考察されている、その他の悪魔の実の上位互換・下位互換についてそれぞれの能力に触れながらまとめたものになります。
尾田さんも言っていますが、悪魔の実は上下関係があったとしても、最終的には個々の鍛錬しだいとされています。
鍛え方によっては劣勢と言われていた方が、上位種を上回ることもできるのです。
さらに、公式でマグマグはメラメラの上位互換となっていますが、実はメラメラは単なる炎ではなく、「太陽」としての描写もあります。
それに対して、マグマは地球内部にある熱です。
今後の展開、サボの鍛錬しだいでは「太陽」のメラメラと「地球」のマグマグの戦いが見られるかもしれませんね!
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