ドラクエ6のイケメン枠、銀髪の剣使いテリーは、後に「ドラゴンクエストモンスターズ・テリーのワンダーランド」の主人公として選ばれるほどの人気!
対してエスタークはドラクエ4の地下深くに封印されていた地獄の帝王であり、進化の秘法を作った存在であり、中ボスの1柱として登場します。
一見どころかシリーズも目的も全く違うこの2人、なんと同一人物説が囁かれているんです!
いわゆる正義側のキャラクターが悪側に転んでしまう「闇落ち」説が一部のドラクエファンの間では有名となっています。
実はこれにはドラクエ6の隠しボス、ダークドレアムが関係らしいのですが…詳しい内容を見ていきましょう!
Contents
ドラクエのテリー=エスターク説って?ダークドレアムとの関係は?
あくまでこういう説がある、という程度の都市伝説なのですが、一部のファンには結構熱心にこの説を信じる人もいます。
制作側、特に中心人物である堀井雄二氏のちょっとした発言や、作中の描写やキャラクターの発言等から、このテリー=エスターク説が出てきたようなのです。
堀井雄二氏の発言が全ての発端!
テリーが登場するドラクエ6発売前、「魔族が人気だから、いっそ主人公を魔物にしようかと思っている」と堀井氏は発言していました。
結果ドラクエ6ではダーマの神殿で「モンスターのさとり」を使うことで、モンスターに転職が出来るという、まさかのシステムが採用されており、転職とは…というちょっとした謎も深まることに。
まあそれはさておいて、実はソフト発売後の裏話として「本当はテリーが主人公だったけど、感情移入しにくそうだからやめた」という発言もしています。
この発言を聞いたある人物は考えました。
「もしかしてテリーが、魔物の主人公になった未来もあったのでは?」
その可能性を探るべく、その人物たちはゲームの中にある小さいヒントとなりそうな場所を探しだしたのでした。
作中で見つけられた「テリー=エスターク」の痕跡
まずドラクエ6本編において、ダークドレアムの復活の儀が行われ、後に隠しボスダークドレアムと戦えるグレイス城が、ドラクエ4の進化の秘法が見つけられた村と同じ位置にあることから始まりました。
この進化の秘法というのは、エスタークが作ったものであり、テリー=エスターク説であれば、テリーが力を欲す故に進化の秘法を作ったということになります。
でもなんでテリーとダークドレアムの場所が関係するのか。
それはドラクエ6のエンディングを迎えると、それぞれのキャラのエピローグ的な場面で、なんと単身ダークドレアムに立ち向かうテリーの姿を見ることができます。
ダークドレアムといえば、特定の条件を満たすとラスボスを倒してくれるという、とんでもなく強い魔神。
そんな2人の接点があることが、証拠探しを続ける彼らにとっては重要な起点となっているんですね。
作中のセリフにも引っかかる点が
まずドラクエモンスターズにて、エスタークが「長い夢で見た気がする」と主人公たちを見て言うシーンがあります。
テリーはドラクエモンスターズにて主人公を務めたことがあるため、このセリフに行き着いたと考える人がいた模様です。
更に本編のグレイス城にて、おじいさんが主人公に語りかけます
「お前たちはここの世界の人間ではないだろう、しかしここで起きた事はこの世界だけでなく、全ての世界に災いを及ぼす」
テリー=エスタークと考えるのであれば、エスターク=テリーは、ダークドレアムに勝って強さを得たことをきっかけに、悪意がドラクエ4に行き着いたということになります。
ドラクエでは1、2と続いてきたロトの子孫の物語が、3にてロト本人の物語が描かれるため、前例としてはこの重大な事実も無きにしもあらずなのです。
ダークドレアムとテリー=エスターク時系列!納得?違う?あなたはどっち?
ここまでの内容を整理して、時系列の通りに並べてみると以下のようになります。
ダークドレアム(昔から存在している大魔王であるが、善悪の判断は深く判断しない)は、召喚された辞典で未来や他の世界に影響を与える。
↓
ラスボスを倒したテリー(魔王にする構想ありで主人公になる予定だった)がダークドレアムに会う
↓
力を求めるため進化の秘法を生み出して使用した(ここでドラクエ4に出てくる天空人に封印される)
この後生きすぎて自分も善悪もわからなくなっている
…どうでしょう、ちょっとうまくはまり込み過ぎではありませんか?
もちろん反論も出てきており、エスタークは元々魔族の王であった可能性が高いこと、闇落ちしたテリーとは別の存在である可能性のほうが高いことが指摘されています。
そちらを見てしまえば、やっぱりテリーの闇落ちはなんか違うかも、とも考えられますが…。
夢が膨らむ時系列でもあるのは確かです!
登場人物を整理!テリー&エスターク&ダークドレアムについて
なんだか登場メンバーがこんがらがってきちゃいましたよね。
最後に今までの観点を見ながら、それぞれの登場人物について整理していきましょう!
言われてみればここってそれっぽい!いやいやここからあれにはならないよ!などそれぞれの妄想をしてみてくださいね!
テリーって誰?ドラクエ屈指のイケメン剣士はお姉さんも美人!
テリーはドラゴンクエスト6にて後半に仲間になってくれる、「最強の剣」を探している凄腕の剣士です。
その剣の強さとビジュアルの良さから、のちのドラクエシリーズや外伝でも顔を出し、なんと本人が主人公になっているゲームも登場しています。
同じくパーティメンバーとなっているミレーユは彼のお姉さんで、姉弟共々美女と美男という納得の遺伝子構成となっていますよ。
その一方でちょっと情けないセリフを漏らしたり、仲間にしてみたらなんか弱い気がしたり…それでも女性人気が特に凄まじく、人気投票は第1位!
物語中での予想以上のヘタレさが公式にも愛されているのがテリーです。
エスタークって誰?ラスボスではなく中ボスです!
ドラクエ4の中で名が知られた大ボスです(ラスボスとちょっと違うのがポイント)。
勇者にしか倒せない地獄の帝王とされ、昔魔族の王として君臨していた時代、進化の秘法を生み出して更に強くなろうとしていた魔族の中の魔族。
作中ではこの進化の秘法が悲劇を生み出していました。
ドラクエ4以降は存在感や強さから、隠しボスとして登場することが多く、真の力を後のシリーズの勇者たちに嫌というほど見せつけてくれているんですね。
ダークドレアムって誰…?ラスボスを殲滅する隠しボス!
ドラクエ6において、自分の城が壊滅させられないようにグレイス城にて召喚された魔神で、召喚されたてで力を発揮できないままお城は壊滅してしまいました。
しかしその辺りは特に深く語られておらず、お楽しみダンジョン(隠しダンジョン)の奥深くに行くと、彼と戦闘することができます。
ドロップアイテムである「はぐれのさとり」を求めて、何十何百という回数彼を倒すことになります。
ダークドレアムには隠しイベントが有り、特定のターン以内に撃破すると主人公達を助けてくれます。
その方法がなんと、ラスボスの撃破!ラスボスのことなんて知らないとばかりにドラクエ内でもめったに見かけないダメージ数を叩き出し、ラスボスを倒してエンディングに向かってしまうのです!
これは同じくドラクエ5の都市伝説で、隠しダンジョンにいるエスタークを特定ターン内に倒すと仲間になってくれるという嘘技を、公式側が面白がって使ったものなんですって。
確かにいきなり颯爽と隠しボスが、本編のラスボスを容赦なく撃破してしまったら笑ってしまいますよね。
まとめ
あくまで「テリー=エスターク」は一部のファンの妄想であり、その旨を述べた上で以上のような説が並べられています。
そのため「絶対にそうだ!」ではなく「こんな感じだったら面白いよね」という説が「テリー=エスターク」説なんです。
納得してしまうもよし、それはないと聞き流すもよし。
1つの可能性として楽しめる内容ですよね!
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