みなさんは毎月いくらの携帯料金を支払っていますか?
携帯料金が「高い!」と感じている方も多いと思います。
その中で、大手携帯キャリアが携帯料金を値下げすることを発表しました。
どのくらいの値下げ幅で、いつから値下げされるのでしょうか。
また、なぜ携帯料金の値下げが一斉に行われたのでしょうか。
今回は携帯料金の値下げについて大手携帯キャリアを比較し、なぜ値下げが行われたのか、過度の値下げによる問題を紹介します。
Contents
大手携帯キャリアが携帯料金を値下げ!値下げ幅は?
大手携帯キャリアであるdocomo、KDDI、SoftBankが携帯料金の値下げを発表しました。
どの大手携帯キャリアも衝撃の新料金プランです。
携帯料金の値下げがされるという発表後は、どの携帯会社がもっとも安くなるかのユーザーのみなさんは気になったと思われます。
もっとも安いプランの携帯会社に乗り換えようと考えていた方もいるのではないでしょうか。
しかし、各社から発表された携帯料金はどこも2980円(データ使用量20Gバイト)でした。
実質的には横並びということになります。
ユーザーとしては3000円をきる格安料金は嬉しいですが、値段が同じだと今後はどの携帯キャリアで契約してしていいのか迷いますね。
それでは、各大手携帯キャリアの新プランの詳細についてみてきましょう。
大手携帯キャリアの新プラン比較!
データ使用量20Gバイトで2980円。
驚くほどの格安プランです。
値段だけ見ると大手携帯キャリアが横並びする結果となりましたが、新プランの内容には違いがあるのでしょうか。
共通している項目は以下の通りです。
・2年契約などの期間拘束や割引なし
・料金は2980円(20Gバイト)
・無料通話(1回5分まで)
・申し込み手続きはオンライン専用
・キャリアメールを提供しない
また、大容量(無制限)データ通信料金も値下げされています。
大容量プランも各大手携帯キャリアで価格は6600円程度です。
各プランによってデータ使用量や家族割引の有無が異なってくるため自分にあったプランを選ぶことが大切です。
それでは、新プランとしては発表された大手携帯キャリアの20Gバイト料金プランの比較をしていきます。
docomoの新プランの特徴
大手携帯キャリアの中でもっともシェアされているdocomo。
シェア率は約40%です。
携帯料金の値下げにおいてはdocomoが真っ先に新プランの発表を行いました。
どのような新プランなのでしょうか。
docomoの新プランの特徴は、データ通信料の追加なしで海外82の国や地域で利用するができることです。
もちろん20Gバイトの範囲内での追加料金なしです。
それだけではなく、docomoが展開しいてる「dポイント」を支払額によって付与される仕組みとなります。
dポイントは飲食店や小売店など幅広い場所で付与されるためユーザーにとっては嬉しいプランになっています。
格安な上にポイントも付くとなるとお得感がすごいです。
KDDIの新プランの特徴
昔話の登場人物をモデルにユニークなCMを放送しているKDDI(au)。
KDDIの新プランの特徴は、1日ごとのオプションの追加・変更が可能なことです。
オプションの1つとして、24時間だけデータ使い放題(無制限)が1日200円で利用できます。
外出する時や旅行に行く時など、外でネットを使用する機会がある時だけデータ使い放題にできるのは嬉しいですね。
普段は自宅のwifiを利用する小容量データの方には便利なプランとなっています。
他にも、音声通話をしない利用やSNSの通話機能を使っている利用者は他の格安プラン料金よりもさらに500円安く利用することができます。
KDDIの格安プランは2480円が基本料金で、5分以内の通話かけ放題(500円)をプラスで2980円です。
そのため、通話かけ放題がいらない方は2480円ともっとも安くプランを利用できます。
若いユーザーをターゲットにしたプランになっています。
SoftBankの新プランの特徴
お父さん犬がトレンドマークのSoftBank。
ソフトバンクの新プランの特徴は、SNSの「LINE」と全面的の連携していることです。
新プランではLINEを使い放題にし、申し込みなどの手続きがLINEでできるようになります。
LINEは基本的に無料で利用できるアプリですが、音声通話やトーク、タイムラインなどはデータ通信量が必要です。
そのため、LINE使い放題になるとデータ通信量を消費せずにアプリを利用することができます。
幅広い年代に利用されているLINEを武器にした魅力的なプランです。
携帯料金の値下げはいつから?
大手携帯キャリアの携帯料金の値下げは3月から提供開始とされています。
新プランはオンライン専用申込みのため店頭では申込みができません。
また、新プランの注意点として「キャリアメールが提供されない」という点があります。
「@au.」「@softbank.」「@docomo.」などのメールが利用できません。
そのため、Gmailなどのメールアドレスに移行する必要があるため注意してください。
なぜ携帯料金を安くする必要があったの?
携帯料金が値下げされた背景には、総務省が発表した『携帯電話料金の値上げに向けた行動計画』があります。
携帯電話料金の値上げに向けた具体的な行動計画は以下の通りです。
・格安スマホ会社に回線を貸す際の料金引き下げ
・大手携帯キャリアでの乗り換えをネット手続きで無料化(番号をそのまま使用できる)
・乗り換えの時にメールアドレスをそのまま利用できる
回線の値下げは格安スマホ会社が参入しやすい環境にすることで、競争を促す意図があります。
競争するすることで携帯料金が安く提供されるようになるのは、ユーザーににとっては嬉しいことですね。
では、なぜ国が携帯料金を値下げするように働きかけているのでしょうか?
それは、携帯電話事業ならではの事業展開にあります。
携帯電話事業は『電波』を独占的に使用できる権利を国が企業に与えています。
そのため、認可を受けている企業が市場を独占してまうため、競争がなく値段が下がりにくいというデメリットがありました。
国は企業が有利な立場になりすぎないように調整する役割があるため、生活必需品になっている携帯電話料金を引き下げる意向を発表しました。
日本の携帯料金は先進国の中でも高いです。
海外と足並みを揃えるという点でも値下げする動きとなりました。
そして、国が携帯料金の値下げをするように呼びかけたことが今回の新プランにつながりました。
また、新しく楽天モバイルが携帯キャリアに参入したことの影響を大きいと考えられます。
楽天モバイルは「月額2980円でデータ通信が無制限」という破格なプランを打ち出しているため、他の大手3社が対抗する形で新プランがが発表されました。
今後は格安スマホの参入や手続きの簡素化、オンライン化が進んでくと思われます。
携帯料金の値下げにはデメリットもある!?
メリットしか感じられない携帯料金の値下げ。
しかし、携帯料金の過度な値下げにはデメリットも潜んでいます。
まず、携帯料金の値下げにより設備投資(通信インフラ)が疎かになる点です。
携帯料金の中には、通信インフラ設備費も含まれています。
東京や大阪などの都市部は通信インフラの設備を整っていますが、地方では設備が行き届いていない場所もまだ存在します。
そのため、地方などの通信インフラが設備が疎かになる可能性がある携帯料金の値下げ。
携帯電話キャリアには利用者がいる場所すべてに回線を引く義務はないため、儲からないと判断された場所は通信インフラが設備されないことも考えられます。
また、通信回線の質が悪くなる可能性もあります。
携帯電話やインンターネットは今では生活に欠かせないものです。
そのため、どこに住んでいようと誰もが一定の質のいいネット環境を持てることは重要です。
携帯料金の過度の値下げには、通信インフラ設備が疎かになるデメリットも存在します。
【まとめ】携帯料金の値下げと格安プランについて解説!
携帯料金の値下げと格安プランについて解説しました。
大手携帯キャリアの値下げにより新プランは20Gバイトで2980円と驚きな価格でした。
毎月5000円〜10000円近く支払っている人には、携帯料金の大きな下げ幅になるのではないでしょうか。
また、大手携帯キャリアの新プランを比較しました。
値段は同じですが、各社でオプションが違うため自分にあった携帯会社を探してみてください。
2021年3月から開始になります。
申込みはオンライン専用です。
国の政策により携帯料金の値下げが行われましたが、過度の値下げはデメリットもあります。
値下げにより通信インフラ設備が疎かになり、質のいいネット環境が行き渡らなくなる可能性があります。
国民全員が住んでいる場所に関係なく質のいいネット環境を使用できるように、携帯電話利用者のインフラ設備費用の負担は重要です。
今回は携帯料金の値下げについて大手携帯キャリアを比較し、なぜ値下げが行われたのか、過度の値下げによる問題を紹介しました。
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