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【社会の闇】統一教会と自民党の癒着と関係性がヤバすぎ〜政治献金・派閥

安倍晋三元首相の襲撃事件をきっかけに、宗教団体・統一教会と自民党の癒着や深い関係が注目を集めています。

Twitterでは「#自民党って統一教会だったんだな」がトレンド入りするなど、国民の関心の高さが伺えます。

そして新たに、安倍派閥の議員で派閥の長でもある井上議員に、政治献金疑惑が浮上。

その説明責任が問われています。

今回は、

・統一教会と自民党の癒着

・政治献金

・疑惑のある政治家

についてわかりやすく解説していきます。

Contents

統一教会と政治の癒着

統一教会の正式名称は「世界平和統一家庭連合」。

霊感商法や多額の献金、合同結婚式が社会問題化している宗教団体です。

その怪しい宗教団体と政治の癒着が問題になっています。

では、どんな疑惑があるのでしょうか?

統一協会と自民党の関係

では統一教会と自民党にはどんな関係があるのでしょうか。

統一教会と自民党の関係が問題になったきっかけがあります。

それは、安倍元首相の祖父の岸信介元首相(上記写真=右)と統一教会創設者で教祖・文鮮明(上記写真=左)の深い関係です。

「文鮮明総裁は(安倍氏の祖父の)岸信介元首相と近かった。(父の)安倍晋太郎元外相とも近かったと承知している」

統一教会創設者で教祖・文鮮明の側近でナンバー2の郭錠煥(カク・ジョンファン)がソウルで記者会見を行い、このように述べています。

統一教会の政治的組織である「勝共連合」は、当時の冷戦構造と朝鮮半島の南北分断のなかで「反共産主義」を掲げ、1968年に保守系政治家たちが作った組織です。

そして初代名誉会長や名誉実行委員長は、政界の人物が務めています。

その「勝共連合」の設立を支援したのが岸信介元首相です。

設立当初の事務所は東京都渋谷区南平台町(なんぺいだいちょう)の岸信介元首相の邸宅の隣にあったことが知られています。

岸信介元首相は安倍晋三元首相の祖父にあたる人物で、その関係は娘婿の安倍晋太郎氏、子息の安倍晋三氏へと引き継がれています。

統一教会と安倍元首相

安部元首相は昨年9月、勝共連合の友好団体とする民間活動団体に、ビデオメッセージを送っています。

他にもトランプ元米大統領をはじめ、海外の政治家も出演しており、安倍元首相もそのひとりでした。

そしてまだ首相になる前の2006年にも、この民間活動団体に対しビデオメッセージを送っています。

このビデオメッセージをきっかけに、山上容疑者は協会と安倍元首相の深い関係を確信し、犯行に及んでいます。

しかし教会側は、安倍元首相との関係について「安倍元首相が友好団体が主催する行事にメッセージを送られたことはあるが、家庭連合との関係はない」と関係を否定しています。

友好団体「UPF」

この民間活動団体とはどのような団体なのでしょうか。

団体の正式名称は「天宙平和連合(UPF)」です。

教祖・文鮮明の妻で、韓鶴子が現在のトップとされています。

2005年に創設し国連経済社会理事会の総合協議資格を有する国際NGO団体です。

統一教会とは別組織であるとされていますが、会長は勝共連合と兼任している人物です。

事務所の東京都新宿区内のビルには、家庭連合の教会や、世界平和教授アカデミーなど複数の関連団体が入っています。

このUPFはあくまで友好団体としながらも、教会と一体の組織と考えられていて、政治家との深いつながりが指摘されています。

政治献金の真相

教会の関連団体による政治家支援の動きはあったのでしょうか?

実際に政治献金を受けたとされる国会議員を実名で紹介します。

安倍派閥・井上義行議員

当初、自民党議員は教会との疑惑に、明言を避けてきました。

しかし時間の経過とともに、教会と関係がある議員が明らかになってきています。

それは金銭のやり取りがある、つまり政治献金の疑いがある議員のことです。

そして疑いのある議員のひとりが自民党の井上義行議員です。

井上義行議員は安倍元首相の元側近にあたる人物で、いわゆる安倍派閥。

官房副長官時代から第一次安倍内閣まで政務秘書として安倍元首相を支えていました。

そして安倍元総理の銃撃事件の2日前の2022年7月7日、統一教会の友好団体の集会に参加しています。

ここで教会関係者と見られる人物から、このように説明されます。

「うちの教会、うちの組織もたくさんの問題があります。この問題を整理して下さる方が井上義行先生でございまーす!」

「井上先生は、もう食口になりました」

食口(シック)とは信者を指し、井上議員が教会へ入信したことを表します。

この件に関して井上議員は、「統一教会の信者ではないが、統一教会の賛同会員である」と説明し、あくまで関与を否定しています。

賛同会員になった理由を、自身の政策への賛同が得られたからだと説明し、会費や寄付の提示は受けておらず井上議員からも行っていないとしています。

そして気になる今回の参院選挙は、16万5062票を得て当選を果たしています。

3年前の参院選挙では落選をし、この際は統一教会の友好団体からの支援はなかったとされています。

しかし今回は統一教会の友好団体の支援もあり、選挙と教会に何らかの関係があったことが示唆されます。

井上議員だけでなく、自民党議員はじめ野党やその他の国会議員までもが関与していると言われるこの一連の出来事。

各党では調査チームを設置し、その全容解明を進めています。

 

政治と統一教会

政治がどうしてこうも教会と関わってしまっているのでしょうか。

日本には「政教分離の原則」の考えがあります。

「政教分離の原則」とは、国家と宗教は切り離して考えるべきであるとする原則のことをいいます。

しかし一方で、「信教の自由」が日本国憲法には明記されています。

その内訳は①信仰の自由②宗教的行為の自由③宗教的結社の自由です。

政治と宗教が結びついてしまった場合、特定の宗教に有利になるよう国政が動いてしまいます。

これを避けるため、憲法において国が宗教と結びつくことのないようにしています。

また、民主主義の確立や国家の堕落を防止するため、政教分離の法則が守られなければならないのです。

そのような「政教分離の原則」の考えがあるなかで起きたこの問題。

政治家は教会と関わることで選挙で支援が得られ知名度が上がり、当選に繋がります。

また宗教団体は、理念や行動が守られて活動することができます。

お互いの利害が一致し利用しあっている関係のようです。

国と宗教が一切の関わりを持たないとすることは、不可能といえるのかもしれません。

統一教会と政治の癒着と関係がヤバすぎる

いかがでしたか?

今回は、

・統一教会と自民党の癒着

・政治献金

・疑惑のある政治家

についてわかりやすく解説しました。

統一教会と自民党には、岸信介元首相の時代から関係がありました。

その血を受け継ぐ孫の安倍元首相も否定はしているものの、教会と深い関係がありそうです。

統一教会と友好団体は別組織であるとしながら、政治家が政治献金を受け取っていたのは事実のようです。

今後もさらに、疑惑のある議員が浮上してくる可能性があります。

民主主義の名の下で、そのような疑惑は解明されなければなりません。

今後もこの問題に注目していく必要があります。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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