20歳になられ、2022年3月17日に初めての会見を開かれた愛子さま。
30分にわたり堂々とご自身の思いのたけを述べられ、素敵なお姿を国民に見せて下さいました。
そんな愛子さまの結婚相手として現在浮上しているのが旧皇族の男系男子の方々。
中でも、賀陽家は皇室復帰の最筆頭と言われていますが、それはどういうことなのでしょうか。
この記事では、賀陽家(旧皇族)の現在、男系男子の意味について紹介しています。
Contents
「旧皇族」「男系男子」とは一体何のこと?
愛子さまが成人される数年前から、よく耳にするようになった「旧皇族」や「男系男子」という単語。
それぞれ、一体どういった方々のことなのでしょう?
最近よく耳にする「旧皇族」とは?
「旧皇族」とは、皇族を離れた者、およびその男系男子のことを指します。
戦後、1947年(昭和22年)5月に日本国憲法・皇室典範が施行された後の10月14日、11宮家51名が臣籍降下しました。
その11宮家51名のことを「旧皇族」と呼ばれています。
現在この旧宮家の方々は法的には一民間人なのですが、皇室のかつての成員・親戚ですので「菊栄親睦会」を通じて現皇室と交流を保っています。
旧皇族の男性は、男系男子として皇位継承権を潜在的に保有しているとされており、現在の皇位継承問題に関して皇族に復帰する可能性が議論されているのですね。
「男系男子」とは何かを分かりやすく説明!
皇室の話題になるとよく出てくる「男系男子」とは具体的にどういう人のことを言うのでしょう。
この場合の「男系」とは、「天皇の血を父親から受け継いでいる」ということ。
ですので、愛子さまも「男系」ということになります。
「男系男子」とは、「天皇の血を父親から受け継いだ男子」ということになり、したがって愛子さまは「男系女子」になりますね。
現在の皇室典範では、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定められています。
ということは、「男系女子」である愛子さまは現状では皇位継承権が無いのです。
もしも今後、「女性天皇」が認められて愛子さまが天皇になられたとして、そこで男の子をお産みになられた場合。
その男の子は母親から天皇の血を受け継いだので「女系男子」になってしまいます。
なので、どちらにしても「男系」の血が途絶えてしまうということになるのですね。
天皇に即位できるのは「男系男子」だけ
2022年4月現在、天皇に即位できるのは「男系男子」だけ。
なのでこのまま皇室典範が変わらなければ、現在皇位継承権があるのは秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまのお三方です。
ですが、例えばこの先悠仁さまが天皇になられたからといって、このまま皇室典範が変わらなかった場合。
悠仁さまのお子様に男の子が産まれなければ、いずれ皇室は途絶えてしまいます。
そうならないようにするため、現在政府の有識者会議で議論されているのがこちら。
①内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持する
②皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする
③皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする
もしこれが現実となり、旧皇族が皇室に復帰することになった場合。
賀陽家は、まさに皇室復帰の最筆頭と言われているのです。
皇室復帰の最筆頭である「賀陽家」とは?
旧宮家の中で、現在若い独身の男系男子がいらっしゃるのは賀陽家、竹田家、久邇家、東久邇家の4家。
この4家の中で、現在の皇室に最も近い男系男子を擁するのは、賀陽家なのだといいます。
というのは、離脱した11宮家を合わせた「皇位継承順位系図」(47年当時)で、賀陽宮家当主であった賀陽恆憲氏(78年に77歳で死去)から連なる男子に、4家の中で最上位の順位がつけられているのです。
これは簡単に言うと、旧宮家の中では賀陽家の男子が一番皇位継承に近いところにいるということ。
愛子さまがどのような方とご結婚されるかは分かりませんが、お相手が賀陽家の方という可能性も大いにあります。
旧宮家のご当主の方が仰るには、「必要があれば皇籍に復帰する」という覚悟を持った若い男性が、現在4人ほどいらっしゃるとのこと。
もしかすると近い将来、我々の前に姿を見せて下さる日が来るのかもしれません。
まとめ 賀陽家(旧皇族)の現在は?男系男子の意味も分かりやすく解説!
この記事では、賀陽家(旧皇族)の現在、男系男子の意味について紹介しました。
様々な議論がされているものの、まだはっきりとは決定に至らないこれらの議題。
日本が古くから守ってきた形を変えるのは難しいことなのでしょう。
どういった形になるとしても、愛子さまや悠仁さま、皇室の方々のお気持ちを考え、よりよい結果になることを願っています。
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