クレヨンしんちゃんは、子どもからお年寄りまで、誰もが一度は見たことのある作品ではないでしょうか?
普段はお調子者のしんのすけが幼稚園の仲間や家族とわいわい過ごすイメージが強いですが、時々、大人でも泣けるような話もあります。
その中でも、「オラの心はエリートだゾ」の回は、しんのすけと風間くんの友情が描かれており、ファンが多いエピソードとなっています。
さらにクレヨンしんちゃんの映画最新作には、この原作が元になった描写があるとも言われているのです!
この記事では、泣けると話題の「オラの心はエリートだゾ」について、また、映画とどう繋がっているのかについてまとめていきます。
Contents
クレヨンしんちゃん「オラの心はエリートだゾ」が泣ける名作と話題!
2021年9月4日に、しんのすけと風間くんの友情が描かれたアニメ「オラの心はエリートだゾ」が放送されました。
しんのすけと風間くんといえば、オラの心はエリートだゾ #推しまい
— レ (@_REG1NA) September 18, 2021
2006年にも放送されていたこの話は、しんちゃんファンの中でも人気が高く、今回放送されることを知らなかった人からは、
「もうちょっと早く再放送されるのを知りたかった…」
という声も聞かれるほど。
多くの人の心に残った作品だとわかりますね。
話の内容は?
オラの心はエリートだゾは、いつもおバカなことをしているしんのすけと、エリート幼稚園児の風間くんとの絆を描いた話です。
【あらすじ】
将来エリートになるために塾に通っている風間くん。
ある日、同じ塾に通うエリート仲間と歩いていると、変な被り物をしたしんのすけが現れます。
被り物をしたしんのすけは、いつも通り風間くんに絡みますが、塾の仲間から変な目で見られたくなかった風間くんは、しんちゃんに対して冷たい態度をとります。
その夜、風間くんは次の日の塾での重要な試験に向けて遅くまで勉強に励み、その途中に、夜食でプリンを5個食べました。
翌日、塾でのテスト中に、昨晩のプリンの食べ過ぎのせいで腹痛に襲われ、試験の結果は悪く、さらには塾仲間の前でおもらしをしてしまいます。
そのせいで塾の仲間からは見捨てられ、雨の中一人で帰宅する風間くん。
その様子を偶然見かけたみさえとしんのすけは、野原家に風間くんを連れて帰り、お風呂と着替えの面倒をみます。
良くしてくれたみさえと昨日冷たくあしらってしまったしんのすけに対して、風間くんは申し訳なさでいっぱいに。
帰る前、風間くんは、しんのすけに前日のことを謝り、
「明日ドッチボールをしてくれる…?」
と聞きます。
それに対するしんのすけの返答は、
「ヤダ」。
風間くんは落ち込んで、野原家を去ろうとしますが、しんのすけは続けて、
「オラ、サッカーがやりたいんだけど。」
と言いました。
風間くんはしんのすけのその言葉に思わず涙を浮かべました。
子どもよりも、大人の方が思わず泣けてしまうような、しんのすけと風間くんの友情エピソードでしたね。
のびのび育つしんのすけと真面目に育つ風間くんは、相容れない部分が多く、衝突もよくあるイメージですが、深いところで絆が結ばれていることがわかりますよね。
実は、この「オラの心はエリートだゾ」は、これで終わりではなく、原作マンガにしか描かれていない感動の部分があります。
風間くんの最後の一言が心にささる
原作マンガでは、アニメ版では描かれなかった、二人が仲直りした翌日の様子が描かれているのです。
前日にしんのすけが言った通り、サッカーをするしんのすけと風間くん。
そんな二人の姿が描写されているコマに、風間くんのひと言としてある言葉が添えられています。
それが、
「ボクのともだちは心がエリートです」
という言葉。
勉学で言えば風間くんのほうが優秀かもしれませんが、しんのすけは内面が美しく心がエリートだと風間くんは思っています。
風間くんはそんなしんちゃんの内面を尊敬しているから、けんかしながらもいつも一緒に行動しているのですね!
二人の絆の強さがわかるこのエピソードが人気の理由が伝わってきますよね。
さらに、この「オラの心はエリートだゾ」は、クレヨンしんちゃんの映画最新作にも繋がっていました。
映画シリーズ最新作の風間くんのセリフの原点
クレヨンしんちゃんの映画最新作は、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』です。
実はこの映画中の風間くんのセリフに、「オラの心はエリートだゾ」を元にしたものがあるのです。
そのため、ファンからは、
・天カスのしんちゃんと風間くんは『オラの心はエリートだゾ』が下地にあると思うので……映画観たひとにもぜひみてほしいんですよ……!
・これをみた後に映画をみてくれ
という声が上がっています。
その元になったセリフこそが、「オラの心はエリートだゾ」の中で風間くんが言っていた
「ボクのともだちは心がエリートです」
という言葉だったのです。
映画のあらすじ
簡単な映画のあらすじを紹介します。
しんのすけと風間くんたちは、小中一貫校の超エリート校である私立天下統一カスカベ学園に1週間体験入学をすることになります。
風間くんは密かにこの体験入学で、しんのすけ・風間くん・ねねちゃん・まさおくん・ぼーちゃんの5人で良い子ポイントを貯めて、一緒に正式に入学したいと考えていました。
しかし、そんなことを知らないしんのすけは、いつも通り悪ふざけばかりしていたため、良い子ポイントが貯まりません。
ついに我慢できなくなった風間くんは、しんちゃんと大ゲンカになり、「絶交だ」と言ってどこかへ行ってしまいます。
その後、しんのすけたちは風間くんを探し、発見しますが、目を覚ました風間くんは究極のおバカになっていました。
実は天カス学園では「吸ケツ鬼」に噛まれた生徒がおバカになるという事件が多発しており、しんのすけたちはこの事件の解決に踏み出します。
以上が最新映画の内容ですが、映画中に風間くんはどんなセリフを言ったのでしょうか。
劇中の風間くんの言葉とは
今回の映画でもしんのすけと風間くんが仲たがいしてしまいます。
いつもよりも派手にけんかしてしまった二人ですが、劇中で、風間くんはしんのすけに対する胸の内を明かします。
それが、
「(しんのすけは)心がエリートです」
という言葉。
どこかで聞いたことのある言葉ですよね。
実はこの言葉こそが、人気エピソード『オラの心はエリートだゾ』の「ボクのともだちは心がエリートです」という風間くんのセリフをを元にした部分なのです。
映画の関係者も、「原作で書かれたセリフが今回の映画の重要なキーワードなので、注目するとおもしろいと思います」と語っています。
これはたしかに、最新映画と「オラの心はエリートだゾ」を比べて見てみるとさらに理解が深まりそうです。
今回の映画では、十数年前に書かれた感動のセリフが再度登場したことで、しんのすけと風間くんの固い絆が再認識できる作品となっているのですね!
ちなみに『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』は、現在も公開している映画館があるので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
以上この記事では、泣けると話題の「オラの心はエリートだゾ」について、また、映画とどう繋がっているのかについてまとめたものになります。
おバカなしんのすけとエリートになりたい風間くんは相容れない部分も多く不思議な関係性ですが、実は固い絆で結ばれています。
風間くんがしんちゃんのことを「心はエリート」と表現するように、尊敬できる部分があるため、常に一緒に行動しているのですね。
クレヨンしんちゃんは、子ども向けアニメと思いがちですが、大人だからこそ泣けるようなエピソードもたくさんあります。
久しぶりにゆっくりクレヨンしんちゃんを鑑賞してみるのもいいかもしれませんね。
この記事が楽しい!参考になった!と思いましたら、下のボタンからシェアしていただけると幸いです!