1969年にスタートして以来、今なお絶大な人気を誇っているドラえもん。
そのドラえもんが青くなった理由はご存じでしょうか?
ドラえもんの体の色は青いことで知られていますが、実は元々の色は黄色で耳もついていました。
ドラえもんが黄色から青くなった理由は、世代によって原因が違うと話題になっているのです!
一体、世代ごとにどういう認識になっているのでしょう?
この記事では、ドラえもんが黄色から青になった理由を世代別に調べてみました。
Contents
ドラえもんが黄色から青くなった理由を世代別に紹介!
ここからは、ドラえもんが青くなった理由を世代別に紹介していきます。
① 20歳~35歳 三日三晩泣き続けメッキが剥がれたため
1つ目の理由は、「黄色いメッキが剥がれてしまって青くなったから」です。
工作用のネズミ型ロボットに耳をかじられてしまったドラえもん。
病院に運ばれますが、ドクターが治療に失敗し、完全につるつるの頭になってしまいました。
その姿を見たガールフレンドのノラミャーコさんは大笑い。
ショックを受けたドラえもんは元気を出すために「元気の素」を飲もうとし、間違えて「悲劇の素」を飲んでしまいます。
「悲劇の素」を飲んだため三日三晩泣き続けたドラえもん。
泣き続けた振動で黄色いメッキが剥がれ青に、声もガラガラになってしまったのでした。
こちらは、1995年に公開された「2112年 ドラえもん誕生」という映画の中で描かれています。
年代的に、この説を知っているのは現在20歳~35歳くらいの方ということになりますね。
② 36歳~55歳 ネズミに耳をかじられて青ざめた
2つ目の理由は、「耳をかじられた自分を鏡で見て青ざめたため」です。
ある日昼寝をしていたドラえもん。
寝ている間に、ネズミに耳をかじられ、あったはずの耳が全部なくなってしまいます。
起きて自分の姿を鏡で見たドラえもんは、耳が無いことに衝撃を受けて真っ青に青ざめ、それがそのまま現在の色になっています。
こちらは、1978年~1981年にコロコロコミックで連載されていた「ドラえもん百科」に掲載されました。
したがって、この説を知っているのは現在36歳~55歳くらいの方ということになります。
「ドラえもん百科」は作者の藤子・F・不二雄さんではなく、アシスタントの方倉陽二さんという方が描かれたため、この説は「方倉設定」と呼ばれております。
③ 56歳以上 初めから青かった
なんと、最初から青かったという説もあります。
1976年に発売されたドラえもんのコミックス11巻には、ネズミがドラえもんの耳をかじってしまうエピソードが描かれています。
しかし、ネズミが耳をかじる前とかじられた後で、ドラえもんの体の色はずっと青なのです。
ということは、耳は関係なくドラえもんは初めから青い色だったということになりますね。
年代的に、この説を知っているのは56歳以上の方になります。
年配の方には、ドラえもんが黄色かったことを知らない方も多いのでは?
ドラえもんが黄色から青になった理由は結局どれ?
「ドラえもんが黄色から青になった理由」について、ここまで世代別に3つの説を紹介しました。
しかし結局、どの説が正しいのでしょう?
ドラえもんが青くなった理由、最新の公式発表はこちら!
最新の公式発表は「ネズミに耳をかじられて青ざめたから」
2011年9月9日に放送されたアニメ「ドラえもん誕生日スペシャル 走れドラえもん!銀河グランプリ」では、ドラえもんがネズミに耳をかじられて青ざめたお話が再び登場しています。
すなわち、最新の公式設定は「ネズミに耳をかじられて青ざめたから」ということになりますね。
年代的に、現在20歳以下くらいの方の間では一般的な説となります。
じゃあ、泣いて塗装が剥がれた説はどうなるの?と思ってしまいますよね。
本当のところは分かりませんが、世代別で色々ストーリーがあるというのもドラえもんの長い歴史を感じられて興味深いといえます。
ドラえもんには「幻の0巻」がある?
ちなみに、2019年にはドラえもん誕生50周年を記念してドラえもんの「0巻」が発売されました。
その中にある第1話では、今は赤いドラえもんのしっぽが青く、白い手足が薄いピンク色をしています。
他にも、「ネコ型ロボット」が「犬とネコのできそこないロボット」と表記されていたり、タケコプターを使わずに空を飛んだりと、今とは全く違う設定のドラえもんが描かれています。
きっと初期の頃の原作には、私たちが知らないドラえもんがいるんでしょうね。
まとめ 世代別ドラえもんが黄色から青くなった理由
この記事では、ドラえもんが黄色から青くなった理由を世代別に紹介しました。
耳をかじられたり、泣いたり、青ざめたりと、調べれば調べるほどかわいそうなドラえもん・・。
しかし、青くなったドラえもんこそが多くの人に愛されているドラえもんです。
いくつもの説があるのも、ドラえもんが何十年もの間我々に親しまれている証拠です。
世代は変わっていっても、これからもずっと私たちを楽しませてくれることでしょう。
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