閃光のハサウェイは機動戦士ガンダムを基軸とした3部作品です。
機動戦士ガンダムの登場キャラである、某人物の息子であるハサウェイが、地球上で行われている汚染を食い止める組織の人物となる物語です。
原作である小説版と結末が変更されるという話もあるのですが、原作では鬱エンドであったので、その後を考えるとなかなかにダークな作品です。
そんな閃光のハサウェイのあらすじやネタバレ、原作の小説と結末が変更されるのかなどを詳しくご紹介していきますよ!
Contents
ネタバレあり!機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ原作小説版3部作あらすじ
機動戦士ガンダム逆襲のシャアの続編として正式なナンバリングタイトルとされる事になった「機動戦士閃光のハサウェイ」。
機動戦士ガンダムの、いわゆるファーストシリーズからの派生作品は非常に多く、閃光のハサウェイはあくまで外伝的な物語でした。
これにはまた説明が長くなるので話を割愛することにして、詳しいあらすじを見ていきましょう!
上巻・主人公ハサウェイと物語の始まり
ハイジャックされたスペースシップの事件に巻き込まれたハサウェイは、連邦軍(地球側の政府に属する組織)の監視下に置かれてしまいます。
しかしハサウェイはこれからアムロが乗っていたガンダムを受け取る任務に追われていました。
そこでハサウェイとハイジャック犯人マフティー(反連邦の組織)が合流し、共に戦う縁に巡り合うのでした。
ちなみにここでガンダムはハサウェイが騎乗します。
中巻・「マフティー」とハサウェイの苦悩
偽マフティーの撃破、民間人を巻き込んでえげつない攻撃を繰り返す連邦軍の撃破など、次第に戦いの中で思い悩むハサウェイ。
様々な事件に遭遇しつつ、此の巻でハサウェイは、マフティーの存在を認めることとなります。
初恋の女の子との会話や、チームメンバーとの会話など、ストーリー的な進行は中巻ではあまり進むことはありません。
しかしここでマフティーを選んでしまったことがハサウェイの破滅の道でした。
此の巻ではファーストから登場している、ブライトさんとミライさんが登場、ハサウェイは2人の子供だという描写があります。
下巻・避けられない結末
殆どがラストバトルに注ぎ込まれている下巻、マフティー側は「国際会議を襲撃して連邦政府を粛清する」と会議側に宣戦布告を行います。
この宣戦布告映像に写っているのはハサウェイ、なんとハサウェイはマフティーのリーダーになっていたんです!
もちろん攻撃の援護として遅れて出撃してきたブライトさんはそんなことは全く知りません。
戦闘ではハサウェイのライバル機となるペーネロペーがぶつかり合うのですが、ビームバリアーに捕捉されたハサウェイは呆気なく停止したのでした。
最後はハサウェイが処刑
当然ながら生きて捉えられたハサウェイですが、もうここまでの反乱を起こしてしまった以上、何かしらの処刑は免れません。
もう言うまでもなく、死刑が確定してしまいます。
マフティーのしていることは、人道的に正解だったとしても、政治の中では悪であるからです。
こういった厳しい現実を突きつけられるのがガンダムの魅力の1つでもあるのですが…。
閃光のハサウェイの鬱エンドのその後を考察
ハサウェイが死刑になってしまうという鬱エンドですが、この鬱さはただのそれとは異なります。
ブライトさんとミライさんの息子であることはずっと触れているのですが、この2人がまた、閃光のハサウェイ鬱エンドに効いてくるのです。
一体どういうことがご紹介しますね。
ブライトとミライは退役してレストランを開く予定だった
兵役としてはそろそろ引退となったブライトさん、最後の任務を終えた後、ミライさんと地球でレストランを開こうか、ということに決めていました。
このエピソードは閃光のハサウェイの中巻に登場するもので、非常に平和な空気での会話となっています。
当然息子がとんでもない状態になっていることは知りませんし、もちろんマフティーのリーダーなんて考えもしていなかったわけです。
最終的にマフティーと連邦軍の戦闘にも、戦闘終了後にブライトさんは駆けつけています。
ハサウェイがマフティーリーダーであることを知ったのは処刑の後
ハサウェイがマフティーのリーダーであることを、ブライトさんが知ったのはテレビ報道された、処刑の前後となります。
つまり正体がわかったときには、既に全てが手遅れだったということです。
小説版のすごいところは、この時のブライトさんはもちろん、ミライさんのコメント等は一切なし。
その部分を一切無視して通過してしまう上、ブライトさんがハサウェイを処刑したと発表されてしまいます。
その後のことを考えると胃が痛い
その後はもはや考えるだけで胃が痛くなります。
ハサウェイがマフティーの件で処刑され、下手をするとレストランを開く夢も潰えてしまいます。
何より自分の息子が知らないうちにそういった部隊のリーダーとなって、処刑されていく時の感情を想像すると…。
やはりレストラン経営は白紙に戻り、犯罪者の親として何らかのペナルティを課せられたと考えるのは自然なことと言えます。
ただ、ブライトさんがハサウェイを処刑したことになっているため、ペナルティ的なものは無いという考え方もありますよね。
それでも2人はレストランを開業するのか、あるいはひっそりと生きていくのか、どちらかであることは間違いありません。
閃光のハサウェイの映画は原作小説版と結末が変更される?
ここまで後味の悪い小説版の閃光のハサウェイですが、ではこれから公開予定になっている映画の方とは結末が変更されるのでしょうか。
結論から言うと原作そのままにエンディングまで進む可能性のほうが優勢です。
しかし、過去にガンダム映画ではガンダムZのリメイク版がエンディングを変更(カミーユが精神崩壊するエンドから生還エンドへ)しています。
これを考えると閃光のハサウェイも、ハッピーエンドにたどり着ける可能性を持ってはいるのです。
その条件とは原作である小説版の物語を変更し、マフティーの手のものに落ちないこと。
……現状非常に厳しい条件ではありますが、変更される可能性は無きにしもあらずといったところでしょうか。
もしくは最後に父であるブライトさんとの会話シーンが挟まれる可能性もあります。
まとめ
宇宙世紀の同じ軸に組み込まれている閃光のハサウェイ、それはブライトとミライの息子であるハサウェイの戦いの物語でもあります。
一体何が正しいことなのか、なぜ間違えている道を突き進まざるを得なくなったのか。
様々な思想や思惑などを巡って様々な人間ドラマが繰り広げられる機動戦士ガンダムシリーズですが、その人気はこういった部分にあるのかもしれませんね。
果たしてどんな結末を迎えるのか、機動戦士ガンダム閃光のハサウェイを是非チェックしてみてください!
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