リバーフェニックスといえば、スタンドバイミーのクリス役が代表作で有名な子役でした。
さらに、弟は、ホアキンフェニックスです。
ホアキンフェニックスは、ジョーカーを熱演し話題になった俳優です。
リバーフェニックスの生涯は短く、23歳の若さででこの世を去っています。
彼の人生は波乱万丈そのものであり、かなり特殊で壮絶なものでした。
こちらの記事では、リバーフェニックスの死因、さらに、毒親や宗教に毒された幼少期の壮絶な生い立ち、若い頃のビーガン生活について詳しく解説しています。
Contents
リバーフェニックスの死因
リバーフェニックスの死因はヘロインとコカインの大量摂取による心不全でした。
ビーガンで、反麻薬の活動もしていた彼がどうしてそんなことになったのか、世間は騒然としました。
リバーフェニックスの死の状況
リバーフェニックスは、1993年ハロウィンの夜に亡くなりました。
彼の親友でもあったジョニーデップの経営するナイトクラブの入り口付近で倒れ、その後病院で死亡しました。
どうやら、その死亡する前、コカインが回されて、当時レッド・ホット・チリ・ペッパーズを一時脱退していたジョン・フルシアンテと共にヘロインなどを摂取していたとされます。
その夜、リバーフェニックスは、友人に
「オーバードーズ(過剰に薬物を摂取し、身体または精神に有害な作用が出る状態のこと)しているかもしれない」
と、言っていたのです。
リバーフェニックスが薬物をやっていたのは間違いないでしょう。
発見された時には、倒れており、手足が痙攣していたといいます。
その後、病院に駆けつけますが、亡くなりました。
彼の体からは、致死量の8倍のコカインと4倍のヘロインとマリファナ、バリウム、エフェドリンが検出されました。
ビーガンであった彼がどうして薬物に手を染めたのでしょうか。
リバーフェニックスの生い立ち
リバーフェニックスは、ヒッピーである両親の元に生まれました。
ヒッピーは、性に対して開放的になろうという「フリーセックス」「フリーラブ」を掲げており、オープンな性を楽しもうと言う動きもありました。
リバーフェニックスの両親は、多くのヒッピーがそうであったように、麻薬に手を染めていました。
さらに、その後麻薬を断ち切るために、宗教集団「神の子供たち」に入信しました。
これがリバーフェニックスにとってよくありませんでした。
リバーフェニックスの両親は毒親?宗教に入って悲劇が起きる
「神の子供たち」という宗教では、古い道徳観から脱却するとして、子供たちにセックスを強要していたのです。
リバーフェニックスは4歳でセックスを経験したとインタビューで語っています。
両親はそのことを知らなかったようです。
リバーフェニックスの身に起きたことが彼の精神状態に悪影響を与えていたことは確かです。
幼少期に性的虐待を受けた子供は、認知機能が大きく低下するとも言われています。
さらに、リバーフェニックスは、初等教育を受けていません。
リバーフェニックスは読み書きはできるが、読解はできなかったといいます。
俳優で、台本を読む時にどのようにしていたのか、彼の苦悩が目に浮かぶようです。
リバーフェニックスの俳優人生
性的虐待を受けながらも彼は大きくなりました。
ある時は一晩に何人もの少女、そして大人の女性とセックスをさせられたようです。
リバーフェニックスの両親は、教団内で地位を高めて行きましたが、ある時教団内で批判され、立場が悪くなったため、教団を離れました。
その後ハリウッドへリバーフェニックスを売り込みました。
なかなかうまくいかない中で、やっと一つ事務所に受かるのです。
その後、CMに出たことにより、フェニックス家は潤い始めます。
リバーフェニックスの代表作
リバーフェニックスの出演作は、名作揃いです。
・エクスプロラーズ
・スタンドバイミー
こちらに出演し、一躍有名になりました。
・モスキート・コースト
・リトルニキータ
・旅立ちの時
旅立ちの時に出演し、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で助演男優賞にノミネートされます。
演技力は本当に高く評価されていました。
さらに続きます。
・インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
インディージョーンズの若い頃を演じています。
・殺したいほどアイ・ラブ・ユー
・マイ・プライベート・アイダホ
リバーフェニックスは、こちらの作品でインディペンデント・スピリット賞やベネチア国際映画祭の主演男優賞受賞しました。
名実ともにハリウッドの同世代を代表する演技派俳優へと成長したといえます。
リバーフェニックスの繊細な若い頃
リバーフェニックスは、繊細な心の持ち主でした。
魚釣りでまな板に魚が打ち付けられているのを見て魚が殺されていると感じたようです。
リバーフェニックスが7歳の頃です。
そしてホットドッグやハンバーガーの中身を両親に聞いて確認したりと、生き物を殺してまで食事すると言うことに疑問を持つのです。
他の生き物が自由に生きる権利を奪わないことに決めました。
さらにその結果、フェニックス家全員ビーガンになったのです。
リバーフェニックスのビーガン生活
ガールフレンドがレストランでカニをオーダーし、食べるのを見てリバーフェニックスは泣いたそうです。
自分の気持ちが伝わらないこと、どうにもならないこと、それらが悔しくて泣いたとのことです。
繊細な彼はあらゆる現実がショックの連続だったに違いありません。
環境保護のため、当然、動物実験が行われた製品や合成石鹸、革製品なども使用しなかったと言われています。
もう何もできないですね。
医療も受けられない、着る物も選ばなければならない…そんな生活大変だと思いますが、リバーフェニックスはその方が良かったのでしょう。
ビーガンを貫くためCMを断るリバーフェニックス
当然仕事でもビーガンを曲げなかったリバーフェニックス。
衣装に革のベルトがあると、そのベルトを断り、ロープで撮影したりしていました。
そうしているうちに企業が自然に悪影響を与えているとしてCMを断るようになりました。
繊細なリバーフェニックスは、生きていくだけで大きなストレスがかかってくることが容易に予想できます。
まとめ
リバーフェニックスは、ヘロインとコカインの多量摂取が原因で心不全となり、死に至りました。
幼少期から性的虐待を受けていたリバーフェニックスは、精神的に不安定ではありました。
リバーフェニックスは、ビーガンを貫いており、反麻薬も訴えていたので、死因が麻薬というのはファンからすると違和感がありました。
しかし、彼が麻薬を使っていたのは事実です。
生い立ちがかなり壮絶であったため、ストレスから逃れるために常習していたのではないかと言われています。
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