芸能界にはまくら営業があるという噂はよく耳にしますが、声優界にも存在していることはご存知でしょうか?
声優の仕事をしていたこともある優月心菜さんが「声優業界が一番闇深い」とコメントするほど、まくら営業が行われている業界なのです。
声優たちが抱えるまくら営業の闇とは、一体どのようなものなのでしょうか…。
そこでこの記事では、まくら営業が声優界に存在すると分かった事例や、実際の体験者の声、また、声優界ならではの闇について詳細をまとめています。
Contents
まくら営業は声優界にも存在していた!
まくら営業はテレビに出演する芸能人だけでなく、声優の間にも存在していたのです!
その中でも、とくにアニメの声優はまくら営業が多いことで有名です。
理由として、
・アニメ声優の志望者の多さ
・若い世代が多い
ことが挙げられます。
競争率が高く、さらにあまり社会を知らない若い人が多いので、大物プロデューサーなどからまくら営業を持ちかけられると「仕事をゲットしたい」という思いから、応じてしまうためと言われています。
若い人たちの熱心さを逆手に取ったやり方ですね…。
テレビで元声優が暴露
2019年6月6日の『じっくり聞いタロウ』(テレビ東京系)に優月心菜さんが出演した際、「一番闇が深い業界だ」と声優界の裏側を語りました。
以前、優月心菜さんが声優業をしていたときに、
・胸を触られるなどのセクハラ
・「今度仕事あげるよ」とプロデューサーに言われ、まくら営業をさせられている
このような女の子がたくさんいたと暴露したのです。
番組の司会であるネプチューンの名倉さんが、芸能界はそんな悪いところじゃないとフォローしましたが、優月さんの暴露は止まらなかったため、彼女にとって相当ショックな業界だったのだと考えられます。
逮捕の事例も!
実際に逮捕された事例もあります。
2019年、アニメ制作会社「ガイナックス」の社長だった巻智博容疑者が逮捕されました。
10代女性の裸の写真を撮影したり、体を触ったりしたとして、準強制わいせつの容疑で捕まっています。
巻容疑者は、若い女性をいつも狙っていると業界内では有名だったとのこと。
「エヴァンゲリオンの制作に関わっている」と言い、若い女性を言いなりにさせていたのです。
アニメ声優養成所の代表も務めていたので、その肩書も使い、巻容疑者は罪を重ねていました。
ただ、そんな彼の行動は有名だったのにも関わらず、「注意しない・守ってあげない」周囲の大人も恐ろしいですよね…。
声優界で、まくら営業やセクハラが常態化していることを暗示していますね。
まくら営業の実態を元声優が告白!
まくら営業が実際に行われていることを暴露した元声優がいました。
2名の証言をまとめます!
長谷優里奈さんの証言
長谷優里奈さんは、配信サイト「SHOWROOM」で、過去にまくら営業を持ちかけられたことを告白しました。
サンライズのアニメのヒロイン役オーディションの際、まくら営業を提案されたと言います。
それを断った長谷さんは、オーディションを落とされ、さらには、ボコボコにされて監禁されたと衝撃の体験を語ったのです。
追加
・声優業界は枕営業があたりまえ
・マネージャーから死ねと言われる
・生きてる価値ないといわれる
・ちょっと売れた新人声優(男)はすぐに女声優に手を出す
・穴兄弟 竿姉妹当たり前
・一度DVにあってる
・ボコボコに殴られて手錠かけられて換金された事ある— 🕊ゆうや クソ動画投稿者 (@zealousyuya1) June 15, 2020
監禁事件後、長谷さんは精神を病んでしまったとも言っています。
どこまでの暴力事件だったのかは、一方の証言だけではわかりませんが、これが全く表ざたになっていない部分にも闇を感じますね。
そして、そこまでしてまくら営業をさせたい人たちの心理も理解しがたいです。
ほなちゃんさんの証言
現在、雑談配信者として活動するほなちゃんさんは、なんと声優時代、実際にまくら営業をしたことがあると暴露しました!
25歳のとき、ある大物プロデューサーから「何か作品があったら出してあげる」と持ちかけられ、まくら営業に応じたのです。
・実際にまくら営業で成功した知り合いがいた
・大きい仕事に携わる有名なプロデューサーだった
以上のことから、ほなちゃんさんは成功を信じ行為に至ったそうですが、実際は主要なキャラではなく、クレジットに名前も出ないようなモブキャラクターを獲得しただけでした。
しかも、そのキャラクターでの収入はゼロ円…。
なんとしてでも仕事を獲得したい、というほなちゃんさんの思いは、悪い人に利用されてしまったのです。
このような元声優たちの告白からも、業界内でまくら営業が行われていることが明らかですよね。
声優界の闇…まくら営業しても売れない!
先ほどのほなちゃんさんの告白にもあったように、声優界はまくら営業をしても仕事につながるわけではないのです。
声優業界の内部をよく知る人は、個人でまくら営業をしても意味がないと語ります。
キャスティングはイメージと合うかが全て
声優業界は、「役と声のイメージが合うかどうか」でキャスティングされます。
そしてキャスティング自体も、誰かの意向だけが通ることはない構造となっているのです。
製作委員会という場の中で、あらゆる人の意見を踏まえて声優が決定します。
なので、たとえ委員会の中の一人と関係を持ってプッシュしてもらっても、意見が通るわけではないのですね。
さらには、声優界は実力主義のため、一度起用されたとしても、その後の継続的な仕事につながる保証はありません。
先述した、業界の裏側を暴露した優月心菜さんもこう証言しています。
「おじさんプロデューサーが、『仕事あげるから(性行為しよう)』と言うけど、個人的に知り合って仕事をもらえるかというと、絶対もらえない」
よって、まくら営業を持ちかける権力のある人たちは、自分の意見だけでキャスティングを決められないことを知りながら、何も知らない若い声優志望者に言い寄っていることになります。
優月さんの言うとおり、声優界は闇が深いです。
まとめ
以上この記事では、まくら営業が声優界に存在すると分かった事例や、実際の体験者の声、また、声優界ならではの闇について詳しくまとめたものになります。
様々な事例から、声優界でもまくら営業が存在していることがわかりましたが、一番の闇はそれに応じても仕事がもらえるわけではないという部分ではないでしょうか。
見返りもなくただ、権力を持つ人の良いようにされているだけですよね…。
まくら営業をしても意味がないということを多くの若い世代に知ってもらいたいですね!
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