クルタ族の生き残りであり、同胞たちの緋の目すべてを取り戻して、全員の供養をする。
HUNTER×HUNTER人気ランキングでも、人気投票でも2位をキープし続けるほどの人気キャラ、それがクラピカです。
冷静でちょっとボケた部分もあるけれど、目的のためであれば自分の寿命さえも削ることさえ惜しくない。
そう、「自分の寿命を削る」その覚悟がクラピカの能力の1つである「絶対時間(以下エンペラータイム)」の制約に隠れています。
エンペラータイムを使うと1秒につき1時間寿命が減ることが364話にて明かされたんです!
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クラピカの寿命はあとどれくらい?既に20年以上使ってる…
正直な所、クラピカの寿命は明言されてませんが、かなりの時間を消費していることは間違いありません。
そもそもクルタ族の寿命に関して情報が全く無いため、通常の人間と同じ寿命基準を考えるしか無いからです。
結論から言えば一般人の寿命を80年とすれば、クラピカの寿命はあと50年残っているかどうか。
既にエンペラーズタイムは作中で凄く使われてる
エンペラーズタイムが使われていたのは分かっているだけで、ウボォーキングでの戦闘で数分、クロロに拘束され4時間使用しています。
加えて暗黒大陸への道中で12時間使用しているため、1秒1時間の寿命減少を考えると、ロスは非常に大きいわけです。
1時間使えば3600秒、つまり3600時間=150日、気が遠くなってきそうですが、暗黒大陸の道中で5年既に寿命は削れているんです!
確認しておかないとならないのが、緋の目の確認時に、緋の目を発動して寿命を削っている可能性です。
一族129人でこれから2分ずつ使うとして、256×60=15360時間÷24時間640日=約2年。
最もエンペラーズタイム以外では寿命を削らない為、これはノーカンで良いとしてもとにかくほんの数分が命を分けることを覚えておかないといけません。
クラピカの命はクラピカが一番知っている
364話ではクラピカが「24時間で10年。1週間で…現実的ではない」と言った画像の台詞があります。
既にこの時点で20年以上の寿命を使っており、1週間使うと70年もの時間を使うことに対して現実的ではないと言っているわけです。
当然ですが使ったとしたら90年、今のクラピカが17才なので100歳寿命があったとしても足りません。
逆に言えばそこまで寿命を使うほどクルタ族は最低でも150年生きる程長寿ではない、ということになります。
幻影旅団との対決で相打ち覚悟の可能性
もちろん時間を無駄にすることになるため、現実的では無いと言っているわけですが、これから後幻影旅団との対決も控えています。
緋の目を集めきれたとしても、クラピカが「死より恐ろしいのは怒りを忘れてしまうこと」といったことを言っているため、これでは旅は終わりません。
その場合、考えられるのは幻影旅団と相打ちになってでも彼らを全滅させること。
対決の時まで寿命を取っておく必然性があり、最悪でも相打ちになる必要がクラピカにあるのですから。
クラピカの寿命は最初に50年あるかないか、と言いましたが、仮に幻影旅団に会うまでに10年分使ってしまうと、4日しか幻影旅団戦で使えないということです。
これで幻影旅団全員を相手にできるのかどうか…。
クラピカの念動力とその制約についておさらい
念動力には制約をつけることができます。
自分で「この念動力では絶対これは守る!」というルールを決めることですね。
とあるケルト神話の人物は、誤って犬を殺したことから、持ち主の番犬になると誓いクーフーリン(クランの猟犬)として力を得ました。
コレと同じように制約をつけることで、その念動力に爆発的なパワーを付けることができるわけです。
束縛する中指の鎖
相手を鎖で捕まえることで、相手の特性を変えてしまい、他にも様々な応用を用いて使うことができる技。
この技が既にチート級であるのは、当然制約の力を技にかけているからですね。
その制約は「旅団の人間以外に使用すると自分が死ぬ」ことです。
絶対時間(エンペラータイム)
緋の目を使うことで一時的に特質系の能力者となり、覚えた能力を100%の力で使用できるように成る技。
チート能力すぎる故に、制約(1秒使うごとに1時間寿命が減る)の他、体力を非常に大きく使うというデメリットも抱えています。
設定時にクラピカがその制約の重さに気がついていなかったため、この制約は重すぎたと自覚したときには時既に遅しでした。
クラピカは本望?「死は全く怖くない」
何より恐ろしいのは怒りが風化してしまうこと、とクラピカは言います。
確かに死ぬことは誰だって怖く、クラピカ自身が寿命を実感して余裕を失ったのは矛盾でもなんでもありません。
しかし胸の中にある激情を失い、それ以上に時間を無駄にしてしまうかもしれないことが恐ろしいと感じているのです。
本望というよりは、在り方としてそう在りたいという気持ちの一部なのですが、それほどの怒りを持って余生を過ごすことは難しいこと。
戦いの中で満足できる死を迎えることができれば、そういう意味ではクラピカは「本望」なのかもしれません。
まとめ
冷静な中に激情を抱いたクラピカは、その制約の重さに自身で余裕を失いかけます。
寿命は無限ではありません、クラピカの中に残る寿命は日常を送れる人間であれば、ちょっと足りないくらいの寿命です。
しかしクラピカにとっては本当の戦いの後、自分が残ることができるのか、既にそのレベルとなって相対してくるのです。
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