漫画「HUNTER×HUNTER」に出てくる幻影旅団は盗賊集団であり、団長と12人の団員で構成されます。
「幻影旅団のキャラは既に全滅している」とは、団長であるクロロ以外のメンバーがすでに死亡しているという説のこと。
幻影旅団の今後について問われた際には、HUNTER×HUNTERの作者である冨樫義博さんから「全員死にます。」と回答があり、死亡フラグはがっつり立っていますが、「すでに」死んでいるとはどういうことでしょうか。
この記事では「幻影旅団団員既に全滅説」と、作中で死んだメンバーについてもまとめて紹介していきます。
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幻影旅団のキャラ、全滅済みとは?
幻影旅団のキャラは全滅しているのではないかという説が浮上してきたのは、作中に意味深なシーンが登場したからです。
35巻366話にて、船舶ブラックホエール号にある「37564」と書かれた部屋の中、団長クロロが一人たたずみ、近くにいたゴキブリを男が踏みつぶすという描写があります。
そして次の話で、クロロが団員を集めヒソカを捜索・殺すために複数班に分かれて行動させるという描写があります。
ちなみに、ヒソカとはクロロと戦うために幻影旅団に入団しましたが、結局退団した人物。
幻影旅団団員であるシャルナークとコルトピを殺害したことで団から殺意を持たれています。
閑話休題。
クロロが一人きりになっている場面と次の話の時系列が逆だったと仮定すると、団員を捜索に行かせたが何らかの原因で団員は殺害され、クロロが一人たたずんでいるのではないかと考えられるのです。
このような仮定が考えられる理由はいくつか挙げられます。
1つ目の理由として、クロロが一人たたずむエリアの番号が「37564」であることがあげられます。
37564は、ひらがなを当てはめると、「みなごろし」と読めます。
クロロがいる部屋で、エリアの番号がはっきりと示されるということは、クロロに関係があることは間違いありません。
クロロに関係があるといえば幻影旅団。
この二つのから、幻影旅団がみなごろしに遭ったと考えられます。
2つ目として、全員集合させたときのクロロの服と一人でいるクロロの服が異なることがあります。
このことから、この2シーンでは時間軸が異なることが分かります。
ここで、クロロが一人でいるシーンは船に乗り込んでから4日目であり、それまで全員集合していないとは考えにくいです。
そのため全員集合の描写のほうが古い時間だと考えられます。
さらに作中でヒソカが、団員が最低2人は団長のそばに常にいると発言してることがあり、クロロが一人きりにあえてなっているというのは不思議だと考えられ、一人きりなのは団員がもういないためとつながります。
3つ目として、クロロが一人になっているとき、そばにいるゴキブリをおじさんが踏みつぶすという行動がはっきり描かれていることがあります。
意味もなくこのシーンが描かれたはずはないので、この意味を考えてみると….
367話でゴキブリが利用されているシーンがありました。
クラピカがこの話で、オイト王妃による他の王子の偵察に力を貸します。
この時、情報収集のため使われたのが、ゴキブリでした。
続く話でゴキブリが出てくるため、関連がありそうであり、クラピカは旅団を恨んでいるため、ヒソカとクラピカはつながっているのではないかと思われます。
以上のことから、「幻影旅団は既に死んでいる説」に信憑性が持たれるのではないでしょうか。
死んだメンバーは誰で、その死因は?
団員NO.11 ウヴォーギン
最初の死亡団員が、ウヴォーギンです。
並外れた体躯を持ち、強化系を極めたパワーファイターであり、かつ何事にも屈しない精神力・冷静な分析力を持つウヴォーギンは、クラピカと戦った際、拷問の末に殺されてしまいます。
ちなみにクラピカとは、幻影旅団によって滅亡に追い込まれたクルタ族の生き残りであり、そのためクルタ族の敵討ちと奪われた緋色の眼を取り返すことを目的に行動しているハンターです。
ハンター試験合格後、マフィアの令嬢の護衛を経て、現在はノストラードファミリーとしてマフィアに所属しています。
そのクラピカから他の団員の情報を流すように拘束の上拷問を食らうのですが、一言も情報を売らず、念能力により仕留められました。
団員NO.9 パクノダ
旅団では主に情報処理を担当し、記憶の読み取り能力を持つパクノダが次に殺害されることとなりました。
その能力からクラピカの弱点を読み取るのですが、クラピカにクロロを拉致され人質にされてしまいました。
旅団を優先するか団長クロロの命を優先するか迷い、団長の命を取ったことでクラピカと取引を交わし自身の読み取った情報を漏らせないようになります。
しかし自身の能力を命を削って使用することにより、クラピカについての情報を団員に知らせ、死亡しました。
団員NO.12 コルトピ
続いての死亡キャラのコルトピですが、用を足している際に戦っている描写もなく殺されていたという不憫なキャラです。
一瞬のうちに生首になりました。
さらに、死亡したシーンから「ウンコルトピ」と読者から呼ばれてしまうなど、残念な感じに扱われてしまっています。
団員NO.6 シャルナーク
シャルナークは、クロロと戦い敗北したことで「旅団狩り」を始めたヒソカによって犠牲になりました。
トイレに入っているコルトピを待っている際、コルトピの生首をもって出てきたヒソカに気づきます。
ヒソカの方へ近づいていくとヒソカは消え、生首だけ残留。
その生首をコルトピだと認識した瞬間にひそかに背後から攻撃を食らい、両手をブランコに縛られて座らされている状態の最期になりました。
【まとめ】幻影旅団は既に全滅…
これまで、幻影旅団の構成員はすべて殺されてしまったのではないかという説について理由とともに解説してきました。
また作中で殺されたことが明らかになっているメンバーについても死因を中心に説明しました。
旅団狩りを実行するヒソカと、旅団を憎んでいるクラピカが関係しているのでしたね。
これまで、時間軸の逆転した描写が多用されたこともなく違和感がある気もしますが、幻影旅団の団員が全滅してしまっている説について納得のいく理由がいくつも挙げられていたのではないでしょうか。
幻影旅団は残虐非道な盗賊集団でありながら、個々の優れた能力から読者人気の高いキャラ達でもあるため、死亡が確認されると残念な人も多くなると思われます。
しかし、どのような展開であろうと、冨樫先生の世界観でHUNTER×HUNTERの続きが描かれることを願うばかりですね。
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