サッカー日本代表は、韓国代表と3月25日に横浜の日産スタジアムで国際親善試合を行います。
国際親善試合で、日本と韓国が試合をするのはなんと10年ぶりです!
それだけにこの日韓戦は、盛り上がること間違いなしですよね。
ただ日韓戦と言えば、日本と韓国の両国が、歴史や過去の因縁のためヒートアップし、乱闘騒ぎや、問題が発生することがあります。
そのため日韓戦が決定すると、ネット上で反対の声も多く寄せられます。
今回この記事では、日韓戦反対の声について、また、過去のサッカーと野球の日韓戦で起こった不快な出来事について詳細をまとめています。
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盛り上がる日韓戦が反対のワケ…乱闘が心配!
日韓戦が行われるのが決定したとき、だいたいネット上で反対の声が上がります。
その反対の声の多くが、日本人選手を心配する意見となっています。
・サッカー日韓戦は中止して!日本代表がケガされたら困るので
・とりま今度の日韓戦でケガだけしないように注意してほしい
・勝つことより日本の選手がケガしないように願うばかり
ケガをしてしまったら、その後の選手生命にも響きますもんね。
これほど日韓戦で日本選手のケガを心配される理由は、過去の日韓戦での乱闘が挙げられますよね。
詳しく見ていきましょう。
2017年のアジアチャンピオンズリーグで乱闘!
2017年5月31日、アジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメントで、浦和レッズと韓国・済州ユナイテッドが対戦しました。
第1戦は0-2で浦和が落としていましたが、第2戦では延長戦の末3-0で済州に勝利。
結果的に、浦和が2試合合計3-2で準々決勝へ進出となりました。
ただ、この試合の間、両チームの選手は激しく衝突し合っていたのです。
・試合81分:済州のDFチョ・ヨンヒョン選手が興梠慎三選手へ背後からタックルをし、レッドカードで退場
・延長後半:済州のベンチから控えのペク・ドンギュ選手が阿部勇樹選手に肘打ちをし、レッドカード
・試合終了後:興奮の収まらない済州の選手に槙野智章選手が追いかけられ、ロッカールームへ避難
試合終了後の行為を含めて、韓国側は3人も退場処分となっていたのです。
試合が終わってからも興奮する様子は、さすがにスポーツマンシップに欠けているように感じられましたよね。
ある程度スポーツにはケガが付き物ですが、このような過去があった日韓戦となれば、日本選手のケガを心配してしまうコメントが多いのもうなずけます。
他にもある!サッカー日韓戦不快な試合
前述の乱闘騒ぎ以前にも、サッカー日韓戦では問題が起きています。
2011年アジアカップ準決勝
2011年1月26日に行われたサッカー日韓戦では、韓国選手による「猿真似」が物議を醸しました。
前半23分、PKゴールを決めたキ・ソンヨン選手がカメラに向かって、猿の顔真似をしたのです。
猿は日本人をバカにする表現として使われ、それをゴールのときのパフォーマンスにするのはフェアプレーの精神に反すると韓国国内からも非難を浴びました。
後日、キ・ソンヨン選手は自身のTwitterで「旭日旗を見てカッとなって」と弁明していますが、スポーツの場で相手を貶めるような言動は不適切ですよね。
2012年ロンドン五輪3位決定戦
2012年8月10日にロンドン五輪の3位決定戦が行われ、0-2で日本は韓国に敗れました。
その試合後のピッチ上には、韓国のパク・ジョンウ選手が韓国の国旗と共に「独島は我々の領土」と書かれた紙を掲げる姿がありました。
実はこの日韓戦が行われた日、韓国の元大統領、李明博氏が竹島に上陸していたのです。
いつも以上に緊張状態で行われた日韓戦で、韓国は日本に勝ったため、竹島問題の紙を掲げるというパフォーマンスに至ったのだと考えられます。
平和の象徴である五輪で、明らかに政治を絡めたパフォーマンスができるのがすごいですよね…。
ちなみに、韓国側は2点目を入れたときにも独島に関するパフォーマンスをする予定だったようですが、「独島は当然我々の土地なので、それを表現する必要はない」と万歳三唱に切り替えたと語っています。
そのような考え方なのであれば、試合後に掲げた紙も必要なかったのではと感じてしまいますね。
2013年東アジアカップ
2013年7月28日にソウルで行われた日本対韓国の試合では、韓国側の観客席に日本を非難する横断幕が掲げられていました。
その内容が、
「歴史を忘れた民族に未来はない」
さらには、伊藤博文を暗殺した「安重根」や、豊臣秀吉と戦った「李舜臣」の肖像が描かれた巨大な幕もつるされていたのです。
日本が朝鮮を侵略した歴史に対して、上記のような幕を使って表現をし、
・韓国選手を鼓舞する意図
・日本選手には精神的ダメージを
という解釈ができますね。
たしかに過去に日本が朝鮮・韓国に対して行ったことは良いことではありませんが、スポーツの場で政治的主張はされるべきではありませんよね。
野球でも!野球日韓戦不快な試合
サッカーと比べて平和な野球と言われていますが、2006年に行われた記念すべき第1回WBCで日本と韓国は衝突しました。
その発端となったのが、大会前のイチロー選手の「戦った相手が向こう30年、日本には手を出せないと思わせたい」という発言でした。
この発言が韓国国内で誤った形で報道され、韓国国民は、韓国に対して言われた発言だと解釈。
そこから日韓戦が大きな注目を浴びることとなり、さらにアジア1次・2次リーグは韓国が勝利を収め、
・向こう30年韓国に手を出せないのは日本のほうだ
・日本を破るのには1週間で十分だ
といったカードが掲げられていました。
2次リーグ試合後には、日本に勝利した韓国代表選手が、マウンドに韓国の国旗を立てる事態にもなっています。
韓国人のイチロー選手に対する評価も最悪のものでしたが、結果的には3次リーグで日本は韓国に勝利し、勝利の合計得点から日本が決勝進出しました。
そして、日本はWBC初優勝を成し遂げましたね!
韓国のメディアは、イチロー選手の発言を、日韓戦を盛り上げるためにあえて拡大解釈をして報道をしたように感じられますね。
士気を高めるためとは言え、勝利後にマウンドに国旗を立ててしまうくらい煽ってしまうのは問題がありそうです。
日本側も不快にさせてる?
日本が韓国との試合で感じた不快な出来事をまとめてきましたが、実は日本側も韓国を不快にさせる応援をしていました。
それが応援席への「旭日旗」の持ち込みです。
旭日旗は、大日本帝国時代に軍旗として使用されていました。
そのため、昔日本に侵略された朝鮮・韓国はこの旭日旗を忌み嫌っており、スポーツの試合でこの旗を振れば、たちまち韓国では批判の声があがるのです。
前述の、サッカー韓国代表キ・ソンヨン選手による猿真似問題も、旭日旗を見てカッとなったのが原因と語られています。
その後サッカーにおいて旭日旗は「差別的なシンボルを伴う旗」と認定され、試合会場への持ち込みが禁止されたのです。
まとめ
以上この記事では、日韓戦反対の声について、さらに、過去のサッカーと野球の日韓戦で起こった不快な出来事について詳しくまとめたものになります。
永遠のライバルとして、ファンやサポーターが盛り上がる日韓戦ですが、乱闘騒ぎや政治を絡めた表現など、両国が不快になる問題も発生していましたね。
隣国で、体格も似ているからこそ何かと比べられる日本と韓国。
政治や歴史を含めると仲良くというのは難しいのでしょうが、スポーツの場だけでも、お互いを称えあって気持ちの良い対戦をしてほしいですよね。
そのためには、選手たちだけでなく、私たち観客も相手国への配慮が必要ですね!
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