トラファルガー・ローが首謀者、コビーが英雄とされるロッキーポート事件。
この事件は、ワンピースの作中でわずかしか描写がなく、現在も真相がわかっていません。
謎に包まれているロッキーポート事件ですが、ワンピースは現実で起こった出来事に関連した描写もあることから、この事件も現実とリンクしているのではと言われています。
今回のロッキーポート事件と関係があるのではと言われているのが「ロッキード事件」です。
ワンピースのロッキーポート事件を、ロッキード事件と照らし合わせて考えてみると、ある考察が浮かび上がってきました。
そこでこの記事では、ロッキーポート事件とはどのような事件だったのかについて、現実に起きた「ロッキード事件」と絡めて真相を考察したものになります。
Contents
ロッキーポート事件とは…真相不明の事件
ロッキーポート事件について明らかになっていることは以下の2点のみです。
・「死の外科医」の異名を持つトラファルガー・ローが事件の首謀者
・海軍所属のコビーが市民を守った英雄
ローがどのような事を起こしたのか、そしてコビーはどう市民を守ったのか記載はありません。
ただ、この事件によって世間での2人の知名度は上がっているので、相当大きな出来事だったことは確実ですね。
いつ起きた?
ロッキーポート事件は、頂上戦争から麦わらの一味が新世界に入るまでの2年間の内に起きたと言われています。
これ以前には、ローもコビーも事件の関係者だったという描写がないからです。
ローは頂上戦争の後、新世界にすぐには向かわず、時期を待つと言って偉大なる航路前半に滞在していました。
そしてここから2年後の新世界のパンクハザードで、七武海になったローが登場したのです。
ローが七武海になるために起こした
ローは2年の間で、七武海になるためにロッキーポート事件を首謀したと言われているのです。
七武海になるには、圧倒的な強さが必要です。
七武海は海軍と一緒に海賊を取り締まる戦力として認定されていたものなので、敵の海賊を倒して政府に差し出す方法もあります。
ローは、海賊の心臓を100個海軍本部に渡したことで七武海になったとされています。
この心臓を届けた事件も、ロッキーポート事件が起きたとされる2年の間に起きているのです。
そこから、ロッキーポート事件はローが海賊の心臓を100個海軍本部に渡した事件のことを指していると推測されます。
頂上戦争の後、ローが時期を待つと言っていたのは、ロッキーポート事件を首謀して七武海になるチャンスをうかがっていたということですね。
トラファルガー・ローとコビーは直接対決してない?
首謀者と英雄として知られるようになりましたが、ローとコビーは直接対決をしたわけではないようです。
そもそもローとコビーでは実力差がありすぎて、もし直接2人が戦っていたらさすがにコビーが負けてしまいますよね。
ロッキーポート事件がローの七武海入りのきっかけだと仮定すると、
・コビーは海賊から市民を守った
・ローは海賊の心臓を100個集めた
となるので、二人の共通の敵は「海賊」となりますよね。
このことからも二人が対決してないことがわかります。
ワンピースは現実とリンクしている
ワンピースは現実とリンクしている部分があると言われています。
ロッキーポート事件は、現実に起きた「ロッキード事件」がもとになっているのではないかという意見があります。
ロッキード事件とは
ロッキード事件は、アメリカの航空機を製造していたロッキード社が行っていた汚職事件です。
経営が悪化したロッキード社が、自社の旅客機を受注してもらうために、世界各国に対し不正なお金を渡していました。
日本においてもこの不正は行われていて、およそ30億円の工作資金が流れ込んでいました。
当時衆議院議員だった田中角栄元総理や、政界の黒幕とされた児玉誉士夫ら複数名の政治家が逮捕される事態となり、戦後最大の汚職事件として知られています。
このロッキード事件は、関係者が相次いで亡くなっており、真相は明らかになっていません。
ロッキーポート事件の真相を考察
現実で起こったロッキード事件がもとになっているとした場合、ローと、ある海軍の間に裏の繋がりがあったと考えられます。
ローはその繋がりを利用して七武海になろうと計画します。
以下で全体の流れを考察してみます。
ローの視点
・ローは、一部の海軍と裏で繋がりを作った
↓
・ロッキーポートという場所で次の取引を行う予定だった
↓
・ローは自らそれを匿名で海賊にリークし、ロッキーポートに敵が集まるようにした
↓
・当日ローは、ロッキーポートに金銭を強奪しに来た海賊の心臓を100個集め、海軍本部に送った
↓
・七武海になることができた
コビーの視点
・コビーは、海賊と不正に繋がっている海軍がいることを知り不正を暴こうとした
↓
・取引当日コビーもロッキーポートに向かった
↓
・いち早くロッキーポートに到着していたので、海賊に攻め入られている市民を安全なところに避難させることができた
↓
・市民を海賊から守ったとして英雄と呼ばれるようになった
ローは七武海になれる時期を待っていると言っていましたが、一か所に海賊を集められるときを狙っていました。
ロッキーポートでの取引がチャンスになると思い、自ら他の海賊に取引があることを教えたのです。
実際のロッキード事件でも、不正が明らかになったのは、公聴会に誤って極秘情報の小包が届いたからです。
ふつう極秘資料を間違えて送ることなどないですよね。
絶対に知られてはいけないことなら厳重に取り扱います。
当時、日本と中国が独自の関係ルートを作りそうだったのを、アメリカがよく思っていなかったと言われています。
中国との独自の国交の流れを止めるため、アメリカはあえてロッキード事件が起こるように動いたという説もあるのです。
ローも自分の七武海入りのために海軍や敵の海賊を利用し、事件を首謀したと考えられます。
コビーは、先にロッキーポートに向かっていたので、騒ぎを聞きつけた他の海軍が到着する前に、市民に対しての処置ができたことから英雄と呼ばれることになりました。
まとめ
以上この記事では、ロッキーポート事件とはどのような事件だったのかについて、現実で起きたロッキード事件をもとに真相を考察したものになります。
トラファルガー・ローが首謀者でコビーが英雄ということしか現在のワンピースではわかっていませんが、ロッキード事件をもとに考えると上記のようなシナリオが浮かんできます。
ロッキーポート事件は、ローとコビーの直接対決ではなさそうですが、海賊から市民を守った英雄と言われるまで成長したコビーは本当に強くなっていますよね。
ロッキーポート事件は、2人の知名度が上がるほどの大きな事件なので、今後のワンピースの展開の中でどのように関わってくるのか楽しみです。
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