好きなだけお肉のグラムを指定して、思い切りステーキを食べることが出来る「いきなりステーキ」!
肉好きにはたまらないグラムとお値段で、様々な株主さんを増やし、ファンを増やし、成長していった…はずでした。
きっかけはいきなりステーキで使えるマイレージや特典の改悪から始まり、業績悪化は客と従業員のせいとばかりの怪文書が公表されていきます。
終いにはこれらの自分の自爆行為で、いわゆるオワコン化、様々な閉店理由を抱えて閉店ラッシュの今に至ります。
一体何をどう改悪したらここまで自爆できるの?その謎に迫ってみました!
Contents
こらあかん…いきなりステーキシステム改悪一覧!
なんと言っても1番の悪手は、今までいきなりステーキで沢山ステーキを食べ続けた「常連」にとってあまりに改悪が過ぎた事でしょう。
もちろん業績が良くなるのであれば、多少の変化はファンとして見守り、受け入れることも一種の愛情です。
が!古参のいきなりステーキ常連も思わず暴言を吐いてしまうほどの大改悪が、いきなりステーキで行われていたのです…。
改悪したいきなりステーキのシステムたち
でも常連が怒る改革というのはどこでも行われていること、いくらなんでも話を盛りすぎなのでは?とも思えてしまいますよね。
それでは常連たちが心の底から呆れてブチギレてしまった、いきなりステーキのシステム変更をまとめてみていきましょう。
さすがにこれをやられてしまったら、開店当初からのファンでも足が離れていってしまうものばかりでした。
最終的には値上げが目的!?メニューを一新
まずはメニューの一新です、まあこれはどこのお店でもよくある話ですし、メニューを選びやすくなっているメリットもあります。
しかし付け合せ野菜の変更が不可能となり、カスタマイズで野菜のバランスを取れなくなってしまったことで、残念ポイントとなりました。
またお肉単品で食べる、という人はあまり多くなく殆どの人がランチセットとしてステーキを食べますよね。
同じランチメニューでも、メニュー変更前より変更後のほうが100円高くなってしまうので、実質値上げと言っても良いメニュー変更でした。
独自システム肉マネーを廃止
肉マネーとは「いきなりステーキ内で使える電子マネー」のことで、SuicaやPASMOみたいなものです。
この肉マネーカードにお金をチャージして決済を行うと、1万円以上で3パーセントのポイントが溜まっていきます。
これの凄いところは、29日(肉の日)に肉マネーにチャージをすると、ボーナスが5倍になり、15パーセント分の肉マネーがもらえます。
上の場合ならば1万円をチャージしたら1万300円なのですが、肉の日であれば1万円で1万1500円分肉マネーがカードに入ることになります。
この肉マネーの存在はあまりに大きく、全ての客が恩恵を受けて、客層が増える大きな要因となっていました。
肉マネーが廃止、ということは今まで挙げてきたサービス全てが撤廃されるということになります。
1500円分はランチ1回分、いつまでも繰り返していたら店側は大きな負担になりますが、ファンとしてはかなりきつい変更となりました。
ランクアップが簡単にランクダウンも簡単に
肉マイレージというお店のシステムにはゴールド会員、プラチナ会員、ダイヤモンド会員の3クラスがあります。
今までは食べたグラムに寄ってランクが上がっていたのですが、今度は半年ごとの来店回数でランクが簡単に上下するようになりました。
これの何が問題かというと、最上クラスのダイヤモンド会員になっている人は、半年の間にダイヤモンド会員に必須の来店をする必要があること。
不足分なく300回以上ステーキを食べなければ、次の半年間はひとつ下のプラチナ会員にランクダウンしてしまいます。
もちろんご新規の人には簡単にランクアップできるという最大の利点があります、ご新規さんには嬉しい特典ですよね。
しかし古参で頑張ってきたメンバーにしてみれば「今までの努力は何だったんだ…」と燃え尽きてしまうデメリットなんです。
誕生日特典が大幅な見直し
最後は誕生日、誕生月に貰えていた特典の変更です。
変更前はゴールド会員はリブロースステーキ300グラム、プラチナ会員は自分が好きなステーキを選んで300グラム分も貰えていました。
ちなみにダイヤモンド会員は好きなお好みのステーキ300グラムを2回分!とってもゴージャスな特典だったんです!
しかし変更後は500円割引クーポンのみに。
ピンと来ないので、リブロースステーキ300グラムで考えてみましょう。
現在リブロースステーキ300グラム分が2475円、ここから割引の500円を引くと、1975円分損していることになります。
でもこの誕生日特典そのものが破格であるため、一部ではこれに関しては仕方ないという見方もあるんです。
共通するのは常連を裏切る行為
一番大きい要素は肉マネーの廃止と肉マイレージの変更です、確かにご新規には嬉しいですが、古参ファンとしてはやりきれません。
最悪なのはこれらの変更は2段階に分かれて行われ、少しずつ常連客を見限った、とも言える変更に徹していたためです。
メニューの値上げは仕方ない、誕生日特典も今までむしろ良くやってもらえた、でもいくらなんでも急でキツイ変更すぎる…。
この様に常連を裏切ったことで、客の大半が消えてしまった、というのがいきなりステーキのオワコン化に繋がっていったのです。
…と終わればよかったのですが、更に最悪だったのが経営陣側の発言や選択が最悪でした。
業績悪化は客と従業員のせい?「怪文書」が話題になっていた
「社長からのお願い」というポスターについて記憶がある人も多いのではないでしょうか。
SNSやネットニュースにも大きく取り上げられて、賛否両論を生み出した問題のポスターです。
しかし更に最悪な状況となったのがこの後、なんと社長から社員たちに送られた文章が「怪文書」として話題になっていたんです!
「社長からのお願い」大炎上
いきなりステーキの社長からのお願い、読んでみると長い紙に書かれた長文で、きちんとはあまり読まなかった人も少なくありません。
この「社長からのお願い」として貼られた張り紙は全部で3回、どれもインパクト抜群でした。
注目は1回目の張り紙、なんでも「お客様のご来店が減少している」「このままでは近くの店を閉めることになる」という事が書かれていました。
メッセージを読んだ読者の当時の反応は「業績悪化は客のせい?」「上から目線すぎる」と、悪い意味で大炎上に至ってしまいましたよね。
確かに客寄せをしたいのに必死過ぎて一周回ってしまった感じで、客を脅しているようにしか見えないという声もあります。
ここまでならばまあ、PR大失敗ということで「もう駄目かもね」で話は済んでしまうのですが、この後が最悪でした。
社長から従業員へ…マルチ商法じゃないよね?
ある日社長から、いきなりステーキの従業員たちへメッセージが届きます。
中を読んでいくと「人気の実績があるから客が来ると思っていないか」「来店していただくことで支払われるお金が給料と自覚しているか」等。
更に「お店を繁盛させるために身内の人にも盛り上げてもらおう」「食べに来て頂きたいと言って欲しい」と怪文書は続いていきます。
家族に営業かけろって…という声はもちろん、従業員のせいで業績悪化してるとでも言いたげな内容ですよね。
マルチ商法じみている、潰れてしまったほうがいいのでは…という声がこのメッセージにコメントされており、再度大炎上となりました。
閉店理由は言うまでもなし!閉店ラッシュが止まらない…
閉店ラッシュが止まらず、その閉店理由はもう言うまでも無いでしょう。
言うまでも無いのですが、他にも更に閉店理由はあったので、ここでまとめてご紹介します。
常連は怖い…裏切りへの不信感
肉マイレージ等が消えてしまったことで、コスパや他のステーキ専門店と争うポイントがなくなってしまったいきなりステーキ。
更に経営陣の大炎上によって、利用をやめようか悩みどころであった常連は完全に離れてしまいました。
こうなってしまうと同じだけの新規客を呼ぶことはほぼ不可能であり、経営に大きく響きます。
横暴なまでの経営陣
更にやっちまった!というのが、社長からのお願いや怪文書など、経営陣側が明らかに横暴とも言える文書を発表したことです。
必死に従業員が働いていても、社長や経営陣から来た文書を見てしまえば従業員そのものが減少している可能性も。
結果店そのものを閉めなければ収拾がつかない自体に行き着いてしまうのです。
元々家族客の集客には失敗中
そして最大のポイントとして、元々いきなりステーキは、レストラン系列のメインとなる家族客の定着に失敗しています。
確かに家族でステーキなんて食べに行くことはないですもんね。
同じ値段でもっと多様なものをレストランで食べることが出来ます。
まとめ
改悪に次ぐ改悪、そして大炎上といきなりステーキは自らオワコン自爆してしまった状態です。
これはさすがに擁護も難しく、残念ながら閉店ラッシュは終わらない状況に立たされていました。
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