1986年に発売された『ドラゴンクエスト』を第一作とする、日本初大人気RPGのシリーズ作品は、現在11まで発売されています。
11作はさらに4つに大きくくくられ、ドラクエ4、ドラクエ5、ドラクエ6が天空シリーズとしてくくられています。
しかし同シリーズといっても、作品が世に出た順番に、時系列が並んでいるわけではありません。
そこで今回は、作品に出てくる装備や構造物からできる考察を通したドラクエ456の時系列と、そのつながりをわかりやすく解説していきます。
※ネタバレが多少含まれますのでご注意ください。
Contents
ドラクエ456の時系列はどうなっている?
ドラクエ456は古い年代順にドラクエ6→ドラクエ4→ドラクエ5だといわれています。
それぞれのシリーズ間には数百年のブランクがあり、それぞれの世界地図を見ても全く似通った部分はないのですが、どうやって時系列を決定できるのでしょうか。
いくつか決定要因があるのでご紹介します。
時系列の決定要因:装備
天空シリーズでは伝説の装備が「天空装備」となっています。
ドラクエ4、5には「天空の」と枕詞のついた装備が存在するのですが、ドラクエ6には登場してきません。
ドラクエ6では最終地 ゼニスの城に行くためにラミアスの剣、スフィーダの盾、オルゴーの鎧、セバスの兜を装備しなくてはなりません。
これらの装備が、未来にあたるドラクエ4、5では天空装備と呼ばれるようになったとされています。
時系列の決定要因:建造物
ドラクエ4、5には、マスタードラゴンによって統治される、空中に浮かんだ「天空城」が出てきます。
ドラクエ6では、夢の世界に「ゼニスの城」が出てきます。
実は、このどれもが全く同じ構造をしているのです。
さらに、ドラクエ4では、モンスターの邪悪な波動に当たって城の土台となる雲に穴が開いてしまいますが、この穴がドラクエ5の時代に確認されます。
ドラクエ6の最後では、夢の世界が消滅することで、ゼニスの城も消えてしまうのですが、現実の世界にはゼニスの城は残ったままです。
この、現実世界に残ったゼニスの城が、未来に当たるドラクエ4、5では「天空城」と呼ばれることになります。
このことに関しては、公式から出ている「ドラゴンクエスト25thアニバーサリー冒険の歴史書」に記載されているため、確実です。
時系列の決定要因:ドラクエ6のリメイク版
ドラクエではリメイク版が発売されることがあります。
ドラクエ6のリメイク版では、近い未来を選択するとドラクエ4のキャラクターが登場し、遠い未来を選択するとドラクエ5のキャラクターが登場するイベントがあります。
これは、公式からの時系列のアンサーといっても過言ではないでしょう。
以上のことから時系列はドラクエ6→ドラクエ4→ドラクエ5となっているといえます。
天空シリーズのつながりとは?!
天空シリーズと公式からくくられていても、物語は独立していて、世界地図も全く違うもの、と一見するとつながりは見受けられません。
しかし、天空城とマスタードラゴンの登場につながりが見られるのです。
ドラクエ6で出てくるゼニスの城は地上に存在し、エンディングで天空へと浮かび上がります。
ゼニスの城には、未来が詰まっているという謎の卵が安置されており、城が天空へ浮かび上がぁると同時に卵の孵化も始まります。
作品では語られていませんが、この卵の正体がマスタードラゴンであり、天空城の始まりであると思われています。
【まとめ】ドラクエ456の時系列とつながりについて解説!!
ドラクエ456は時代が古い順にドラクエ6、ドラクエ4、ドラクエ5となることがはっきりしました。
ドラクエ6に出てきた建造物や装備が、ドラクエ4や5で内容は同じものの、「天空」と名のついたものに変わっている形をとっていることから、分かりました。
また、ドラクエ6のエンディングから見られる、ゼニスの城が天空に浮かんでいく、天空城の始まりとマスタードラゴンの誕生。
天空シリーズは全く関係ない話に見えますが、キチンとつながりは存在していたのですね!
時系列を知ることにより、ドラクエをより楽しめることを願っています。
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