市原悦子さんがNHKの「あさイチ」に出演した際、ある放送禁止用語を連呼したとことで、有働アナが謝罪、そして市原悦子さんがムッとするシーンがありました。
市原悦子さんは話の文脈で喋っており、なんの落ち度もないとネットでは擁護されていますが、一体どのような状況だったのでしょうか。
この記事では、放送禁止用語を連呼した一部始終と、その際のネット上の声を拾い、紹介したいと思います。
Contents
市原悦子が連呼した放送禁止用語とは?
市原悦子さんは、かつてナレーションを務めた「まんが日本昔話」の中にある思い入れ深い話として「ヤマンバ」をあげています。
その「ヤマンバ」の思い入れをNHKのあさイチで語っている際に、いわゆる地上波における「放送禁止用語」を発してしまった為に、急遽番組アナウンサーが謝罪をする形となってしまいました。
では市原悦子さんはどのような放送禁止用語を連呼されたのでしょうか?
2つ、みてみましょう。
市原悦子の発した放送禁止用語:「かたわ」/h3>
市原悦子さんは、ヤマンバを世の中から外れた人と解釈し、その例えとして「かたわ」の一例をあげました。
かたわというのは、いわゆる身体障害者のことで、身体の一部に「欠損」がある人のことを指す昔の言葉です。
放送禁止用語とされている為に、メディアで使われることはあまりありませんが、元々は源氏物語でも使用されるほどの古い表現であり、名だたる文豪も作品で取り上げています。
例えば、三島由紀夫の『金閣寺』や坂口安吾の『白痴』など。
放送禁止用語ではありますが、「障害者」や「障がい者」という表現よりも婉曲的な表現であり、より配慮された言い回しであるとする人もいます。
五体不満足の乙武洋匡さんも、「私はかたわです」と発言したことで注目を集めました。
以上のような背景があるような放送禁止用語ですが、NHKの生放送で市原悦子さんが発言したことで、アナウンサーが謝罪するという事態を招いてしまいました。
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市原悦子の発した放送禁止用語:「毛唐」
もう一つ、先ほど同様ヤマンバの例えとして発した言葉が、「かたわ」と「毛唐(けとう)」です。
毛唐も放送禁止用語とされており、その意味は毛色の変わった人、外国人とされています。
かつての日本における外国人は、ほぼほぼ中国人であり、唐人と呼ばれていましたが、西洋諸国との交流が始まった江戸後期以降からは、外国人が中国人だけではなくなります。
そこで、「毛」むくじゃらな外国人(唐人)ということから、西洋人のことを毛唐人と呼ぶようになったと言われています。
文脈によっては、外国人を侮辱するようなニュアンスが含まれることもあるので、放送禁止用語となっていますが、市原悦子さんはそれを発した為に、アナウンサーが謝罪する事態となりました。
市原悦子の放送禁止用語連呼に対する局の対応に疑問視する声多数
以上が、NHKの朝市における、市原悦子さんの放送禁止用語連呼問題になります。
しかしそれに対し、局の対応に問題があるのではないのかと疑問視する声が高まりました。
確かに、市原悦子さんが放送禁止用語と発したことは事実です。
しかし、市原悦子さんは、それを分かった上で、「差別意識がある」ことを前提とした文脈で「かたわ」「毛唐」という言葉を使っており、全く問題ないのではないか?と、ネット上では市原悦子さんを擁護する声が高まりました。
「さきほどのコーナーで『かたわ』『毛唐』という発言がありました。
体の不自由な方、外国人の方を傷つける言い方でした。深くお詫びします」
という有働アナの謝罪に対し、
「『当時差別された人』の文脈で使ってるんでまったく問題ないと思う」
「昔話の解釈にちなみ、あえて使った表現だろう。綺麗な表現に置き換えたら、本質が伝わらない」
「番組は見たけれど、悪意が無い分さほど気にならなかった」
といったような、市原悦子さんを擁護する声が多く届きました。
確かに、そのような文脈であえて使用しているのですから、NHKの対応は中身のないただの謝罪だったのではないかと思います。
その謝罪の瞬間、市原悦子さんの表情が強張ったと、NHKの形だけの謝罪に疑問視する人も多く現れました。
市原悦子さんの放送禁止用語使用はその時代を知る上では必要だと思う
謝罪はいらなかったよね#nhk #あさイチ
— 学 (@manabu_japon) May 22, 2015
市原悦子さんの放送禁止用語を発言した事柄を今更知る。言葉ってなんだろうね、差別用語を無くせば差別が無くなるのかな?お年寄りが使う言葉がどんどん無くなるし、その時代時代を表す言葉を知る機会が無くなるということだよね。昔の映画でピーピー言うのは見苦しかったな。最近は放送すらしない。
— Shimizu Hiroshi (@Tono_goranshin) June 3, 2015
先日、NHKの「あさイチ」の中で、女優の市原悦子さんが、少数派を差別し、迫害するのはよくない、という文脈で、結果として「放送禁止用語」に当たる言葉を連発し、そのあとで番組が謝罪するという出来事があった。市原さんは立派だと思うし、NHKとしてそのような対応をするのも理解できる。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) June 2, 2015
市原悦子さんが放送禁止用語使ってNHKが謝罪って、うーん…
いつも思うんだけど、放送禁止用語とか言葉の規制って必要?
確かに相手を傷つける意図のある表現なら別だけど、日本語って色んな言い方があるから面白いんじゃないのかな
それにいちいち目くじらたてる人はなんなんだろうね
— 衣空@薔薇まりゃー (@lunarbloom63) May 29, 2015
市原悦子が出てた朝イチ見てんだけど、放送禁止用語ってなんなんだろうなん?
すげぇいい話してて、アナウンサーもジャニーズの人も、ええ話やウンウン、って感じなのに、テレビの最後に、「言葉に不適切な表現が。。。」って。
くだらないわ。ホント。
— バーコードやまだ (@barcode_yamada) May 26, 2015
というように、NHKの文脈を無視した謝罪に対し、疑問の声をあげる人が多い気がしました。
市原悦子の放送禁止用語連発 まとめ
以上が、NHKのあさイチで問題となった、市原悦子さんの放送禁止用語連呼問題なのですが、それは、ただの差別意識の中で発されたのではなく、きちんと意味のある文脈であえて使われた言葉です。
果てして、これは放送禁止用語として扱わなければならないのでしょうか。
ネットでは多くの疑問の声が上がりましたが、改めて言葉の持つ意味や難しさを問い直す機会だったのかなと感じています。
「さきほどのコーナーで『かたわ』『毛唐』という発言がありました。
体の不自由な方、外国人の方を傷つける言い方でした。深くお詫びします」
「『当時差別された人』の文脈で使ってるんでまったく問題ないと思う」
「昔話の解釈にちなみ、あえて使った表現だろう。綺麗な表現に置き換えたら、本質が伝わらない」
「番組は見たけれど、悪意が無い分さほど気にならなかった」
市原悦子さんの放送禁止用語使用はその時代を知る上では必要だと思う
謝罪はいらなかったよね#nhk #あさイチ
— 学 (@manabu_japon) May 22, 2015
市原悦子さんの放送禁止用語を発言した事柄を今更知る。言葉ってなんだろうね、差別用語を無くせば差別が無くなるのかな?お年寄りが使う言葉がどんどん無くなるし、その時代時代を表す言葉を知る機会が無くなるということだよね。昔の映画でピーピー言うのは見苦しかったな。最近は放送すらしない。
— Shimizu Hiroshi (@Tono_goranshin) June 3, 2015
先日、NHKの「あさイチ」の中で、女優の市原悦子さんが、少数派を差別し、迫害するのはよくない、という文脈で、結果として「放送禁止用語」に当たる言葉を連発し、そのあとで番組が謝罪するという出来事があった。市原さんは立派だと思うし、NHKとしてそのような対応をするのも理解できる。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) June 2, 2015
市原悦子さんが放送禁止用語使ってNHKが謝罪って、うーん…
いつも思うんだけど、放送禁止用語とか言葉の規制って必要?
確かに相手を傷つける意図のある表現なら別だけど、日本語って色んな言い方があるから面白いんじゃないのかな
それにいちいち目くじらたてる人はなんなんだろうね
— 衣空@薔薇まりゃー (@lunarbloom63) May 29, 2015
市原悦子が出てた朝イチ見てんだけど、放送禁止用語ってなんなんだろうなん?
すげぇいい話してて、アナウンサーもジャニーズの人も、ええ話やウンウン、って感じなのに、テレビの最後に、「言葉に不適切な表現が。。。」って。
くだらないわ。ホント。
— バーコードやまだ (@barcode_yamada) May 26, 2015