2019年5月に平成時代の皇太子殿下、徳仁さまが天皇に即位され、「令和」が始まりました。
それにより皇太子妃であった雅子さまも皇后陛下になられましたね。
さて、皆さんはこのお二人についてどこまで知っているでしょうか？
どのような出会いがあったのか、結婚に至るまでの困難の数々など意外と知らないことが多いと思います。
この記事では、徳仁天皇と雅子さまの出会いや馴れ初め、結婚に至るまでのエピソードについて、詳細に解説しています。
※本記事では、天皇即位前に関しても徳仁天皇と表記していますが、わかりずらさを回避するために、一部、徳仁様と表記しています。
Contents
徳仁天皇と雅子さま：出会い・馴れ初めエピソード
徳仁天皇は1960年生まれ、雅子さまは1963年生まれです。
徳仁天皇は学習院幼稚園～学習院大学院と、学習院系列の学校で学ばれました。
一方、小和田雅子さん、雅子さまは東京都のお生まれですが、幼少期は海外生活をなされ、大学はハーバードと、あまり接点がなさそうに見えます。
そんなお二人がどのようにして結ばれることになったのか、解説していきます。
徳仁天皇と雅子さまの出会い
公式に発表されている情報によると、お二人の最初の出会いは1986年の10月。
10月18日に来日されていたスペイン国王カルロス1世の長女、エレナ王女をお迎えした東宮御所での歓迎パーティーに、雅子さまご一家が招かれたことが始まりです。
このとき雅子さまは「小和田条約局長令嬢」としての参加でしたが、実際には将来のお妃候補としての招待だったとか。
お妃候補・・・素敵な響きですね。
当時皇太子さまだった徳仁天皇は雅子さまのことを先に聞いていたこともあり、そのうえで実際に会って好感を持たれたそうです。
その後もお妃候補であるためか何度もお二人は顔を合わせることになりました。
・1986年11月 徳仁親王が名誉総裁を務める煮に影響会主催のパーティー
・1986年12月 東宮御所で催された内輪の茶会
・1987年4月 日英協定のパーティー
・1987年4月 赤坂御用地高円宮亭の茶会
・1987年10月 東宮御所での夜の茶会
・1987年12月 雅子さま24歳の誕生にお祝いに花束が届けられる
・1991年9月 東京芸術劇場で開かれたコンサートの打ち上げ
・1992年8月 柳谷謙介宅にて5年ぶりの再会
何度も機会が設けられているところを見ると、長い時間をかけてお妃となるにふさわしい人物かどうかをチェックしていたようにも考えられますね。
しかし公式の発表では1986年10月が初めての出会いだとされていますが、実際にはそれより前に出会っていたと言われているんです。
詳しくは次の章でお話していきますね。
徳仁天皇と雅子さまの馴れ初めエピソード紹介
徳仁天皇と雅子さまに関して調べてみると、数多くの馴れ初めエピソードが存在します。
結婚に至るまでの困難など、ピックアップしてご了解いたします！
ビックリ仰天エピソードからほっこりエピソードまで、順にみていきましょう。
将来の皇后はいったい誰？
徳仁天皇は皇太子であった時代、14歳のころからお妃候補の女性が報道に上がるなど、結婚相手選びについての報道はかなり盛り上がっていました。
同級生も女性との交流の場を設けようとするなど、周囲の将来の皇后探しに走り回っていたそうな。
今でいう合コンのような機会もあったのかもしれませんね笑
徳仁天皇は,大学時代に理想の女性像について
「控えめだけれども、芯がある女性」
と語られています。
記者会見で質問された際には
「自分と価値観や金銭感覚・趣味や関心が合い、家柄や身長云々よりも世間知らずでなく他人の心がわかり、人の苦しみや悩みを推し量ることができる、必要な時には自分の意見をしっかりいえる女性が理想です」
とも答えられています。
ですがやはり将来の天皇陛下である皇太子さまにはなかなか近づけない女性が多く・・・
堂々と話ができる理想の女性にはなかなか出会えずにいたようです。
本当の初めての出会いはいつ？
お二人の本当の初めての出会いは詳しい日付は判明していません。
しかし、お二人は2度にわたり極秘でフランス旅行をされているんです。
1984年の9月と12月、徳仁天皇と雅子さまはドイツ国境にほど近い、フランス・アルザス領コルマールという都市にお忍び旅行をされました。
この時すでに交際していたのか、まだただのお友達であったのかは不明です。
しかし、全く好意がないのに2人で旅行に行くでしょうか？
しかも極秘で・・・
旅行の時点でお二人に思いあう気持ちはきっと存在していたんでしょうね！
加熱する報道！一度は破局かにみえたが・・・
しかしながら、雅子さまがお妃候補であることが報道されてからというもの、雅子さまの元には連日マスコミが押しかけ大騒ぎ。
このころの雅子さまは外交官としてお仕事をされていましたが、報道が過熱することで心身ともに疲れ切ってしまいます。
そして1988年、外務省の在外研修生としてイギリス・オックスフォード大学に留学することに。
この留学をきっかけに徳仁天皇との連絡も一時途絶えます・・・
マスコミも取材を諦め、2人は完全に破局したかに思われました。
それでも1989年1月。
昭和天皇が崩御され、時代は昭和から平成に。
そうなるとマスコミも再び徳仁様のお妃探しに興味を持ち、理想の女性に出会えましたかという話題が再燃。
このころ徳仁様は、宮内庁長官に「やはり雅子さんでなくては」と伝えていたんだとか。
そんな経緯もあって、1992年、小和田雅子さんを再度お妃候補とする計画が始まりました。
極秘の計画
1992年10月3日、ついに事態は動きます。
マスコミに嗅ぎつかれないようにワンボックスカーへと乗り込んだ徳仁様は、毛布や段ボールで隠され、皇室が接待に使用する千葉県にある宮内庁が管理する新濱鴨場に向かいました。
これがきっかけとなり、お二人は結婚に進まれたとも！
この秘密のデートからもうかがえますが、お二人の結婚には周囲の反対もあり順風満帆というわけではなかったのです。
周囲からの反対も？
お二人の結婚には多くの反対がありました。
徳仁様はかなり雅子さまに惹かれていたようですが、周囲は雅子さまのことを快く思っていなかったのです。
宮内庁の人間や、当時まだ存命であった昭和天皇陛下・香淳皇后陛下は反対されていました。
3月6日。おはようございます☀今日は香淳皇后のお誕生日ですね。おおらかで優しいお人柄、生まれながらの皇族でありながら、いつも昭和天皇を立てていらした姿は美しいと思います。 pic.twitter.com/nUGLILwt5x
— romiromi (@romirom62206424) March 5, 2020
その理由は雅子さまのお家柄にあったといわれています。
陛下の結婚関係については、宮内庁によってその家柄や異性関係に至るまで綿密な調査が行われるんです。
当然と言えば当然ですね・・・
その中で、雅子さまの母方の祖父、江藤豊氏が、水俣病の原因となったチッソ社の社長であることが判明しました。
武漢肺炎という呼び方に猛反発してるおサヨク衆、水俣病はいまだにイコンとして使いまくってるよね。 pic.twitter.com/r9FXQEEIdZ
— bibibi (@burubur56030897) February 25, 2020
水俣病とチッソ社の名前は皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？
「世紀の犯罪企業」とまで呼ばれたチッソ社のトップを関係者に持つということで、雅子さまとの結婚に反対する声が上がったそうです。
報道の過熱もあり、一度は結婚を断念されることに・・・
徳仁天皇と雅子さま：ご結婚〜現在
それでも困難を乗り越えて結婚に至ったお二人ですが、いったいどのようなプロポーズが行われたのか気になりませんか？
そのプロポーズは、前章で上げた秘密のデートで行われたそうです！
徳仁天皇のプロポーズ
雅子さまとのデートに成功した徳仁天皇は、ついにプロポーズをなされました。
市主催の宮内庁新浜鴨場見学会が2/20(木)と2/27(木)<いずれも9:15〜正午>に実施されます。カモが飛来する冬季は、皇室が国内外の賓客をもてなすために使うので、この時期の見学会はめったになく、たいへん重要な機会です。市内在住者が対象。定員は抽選で各35名。応募〆切は1/31(金)必着。(続く) pic.twitter.com/6rX8hWKQmD
— まちづくり家づくりCafe Ichikawa (@ichimachicafe) January 19, 2020
そのお言葉はというと・・・
「わたくしと結婚してくれますか？」
なんともストレートなお言葉ですが、だからこそ、まっすぐにお気持ちが伝わってきますね。
さらに当時外交官であった雅子さまのキャリアもお考えになり、こんな言葉もかけられました。
「外交官として仕事をするのも、皇族として仕事をするのも、国を思う気持ちに変わりはないはずです」
お、男前・・・
残念ながらこの時、雅子さまの心にまだ迷いがあったため、その場で即答というわけにはなりませんでした。
それでも陛下の熱意に心を動かされ、ついに雅子さまは結婚を承諾。
その際にはこんなやり取りがあったそうです。
「本当に私でよろしいのでしょうか？」
「はい」
「殿下のお力になれるのであれば謹んでお受けいたします」
こうして出会いから6年(非公式な出会いから8年)、お二人は困難を乗り越えて結ばれることになったのです。
皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀
1993年6月9日、お二人の結婚の儀、我々で言う結婚式が皇居で行われました。
お二人は皇居から東宮仮御所までの約4.2キロをオープンカーでパレード。
沿道には市民約19万人が詰めかけ、生中継された番組の視聴率は何と30%越え。
当時の関心の高さがうかがえますね。
こうして日本国民から大きく祝福されたお二人は
「これからは二人して皇族としての様々な勤めに励んでいきたいと考えます」
との感想を発表なされました。
愛子様出産〜現在
めでたく結婚されたお二人の、次に話題となったのはお二人の子供のこと。
つまりはお世継ぎについて全国民の視線が注がれたのです。
1999年12月10日には、朝日新聞が雅子さまの懐妊の兆候をスクープしましたが、12月30日、残念ながら流産の手術が行われました。
加熱する報道による多くのストレスが原因だったとも・・・
そんなお二人にも2001年12月1日、第一子となる愛子さまが誕生されました。
今朝テレビで偶然見かけたので写真を探してきた😀
17年前の今日、愛子さま誕生後50日を祝う「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」。
ぷくぷくと可愛らしい愛子さまと優しい笑顔の両殿下☺️✨ pic.twitter.com/oX8rKd9izb— ゆたんぽぽ (@Dan_dE_l_iOn) March 13, 2019
しかし世継である男児誕生を巡るプレッシャーは依然としてご夫妻にかかり続け、そんな重圧からか雅子さまは次第に公務を休みがちに・・
雅子さまは2003年には帯状疱疹、2004年委は適応障害の診断を受け、療養生活に入ることになりました。
現在も雅子さまは療養をしながら公務を続けられています。
【まとめ】徳仁天皇と雅子さまのご結婚までのエピソード！出会いや馴れ初め紹介
以上、この記事では、徳仁天皇と雅子さまの出会いや馴れ初め、結婚に至るまでのエピソードについて、まとめました。
我々一般市民と違って、結婚一つとっても大きな困難があったのですね・・・
エピソードを見ても、徳仁天皇が雅子さまにベタ惚れだったということがわかります。
現在は天皇陛下・皇后陛下となられた徳仁天皇陛下、雅子皇后陛下。
2018年には結婚25周年、銀婚式も迎えられました。
お二人で支えあってこれからも歩んでいっていただきたいですね！
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